5月16日(火)12連勤9日めの日
GW明けからの12連勤9日め。仕事は丸投げ丸逃げされ、宮田さんに指摘されたとおり、本当にブラック企業なのかもしれない。足下がふらふらす。
8時半に出社。吉野朔実さんの代表作『少年は荒野をめざす』の愛蔵版BOXセットが印刷所から届くのを待つ。本当は昨日の夜に届く予定だったのだけれど、箱詰めやらパッキングやら作業が多く、半日ずれてしまった。
しばらくすると台車が床を鳴らす音が聞こえ、宝物のような本を運んでくる。包装を解くとすごいオーラ。
じっくり堪能したいところだけれど、すぐさま取次店さんに見本出しに向かわなければならず、10冊をふたつの袋に詰めて、会社を飛び出す。見本史上最大重量に両肩が抜け、足が地面にめり込む。この重さは、かつて勤めていた医学書の重さだ。
どうやら5月は新刊が少ないようで、取次店さんの窓口もほとんど並ぶことなく予定通りの進行で受け付けていただく。
4社廻って、会社に戻り、書店さん向けダイレクトメールを作っていると、NR出版会のTさんから電話。
NR出版会といえば、最近たくさん出ている本屋さん本のなかでも別格の面白さだった『書店員の仕事』(新泉社)の編者ではないか...と興奮していると、まさにその出版記念会のお誘いをいただく。
帰りの電車のなかで遠田潤子の新刊『冬雷』(東京創元社)読了。期待を裏切らない遠田潤子の世界。いったいこの怨念のような空気はどこから来るのだろうか。