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3月26日(月)

  • 怠惰の美徳 (中公文庫)
  • 『怠惰の美徳 (中公文庫)』
    梅崎 春生,荻原 魚雷
    中央公論新社
    990円(税込)
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 心身ともに疲労困憊で体調不良。薬を飲んだら一段と具合悪くなる。

 午前中、辺境ドトールにて高野秀行さんと打ち合わせ。会うなり「髪を切っても伸ばしても杉江さんは高校生にしか見えない」と笑われる。先日は、内澤旬子さんからも「初めて会ってからずいぶん経つけどまったく変わらない」と驚かれたのである。

 いや、それどころか、息子と二人でスーパーで買い物をしていたら隣で牛乳を買い求めていたおばさんから、「あら?!仲のいい兄弟ね」と褒められたのだった。仲はいいけど、兄弟じゃねーし。中一と46歳の父親だしと憤っていたら、近所のお父さんからも息子の友達だと思われて話しかけられたのだった。

 もはやこの童顔は病気かもしれない。あるいは高校時代、まったく学校に通わなかったせいでかけられた呪いなのかもしれない。

 午後は営業。棚の入れ替え中で大わらわの渋谷のHMV&BOOKSで担当のSさんに「生きづらい系の女性エッセイが増えてますね」と話しかけると、「男性は孤独が増えてますよ」と教えていただく。コーナーを作ったら売れているそうだ。

 その後、オープンしたのでぜひ覗いて見てくださいとおすすめいただいた日比谷のHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEさんを訪問。こちらのお店は"すべての女性たちが、忙しい日々の中でふと立ち止まり、軽やかに歩き出す力を得る『東京の真ん中の小さな別荘』のような女性のための本屋"をコンセプトにされている。

 シャンテの前には今週木曜日に東京ミッドタウン日比谷がオープンし、その中には"クリエイティブディレクター南貴之と老舗書店の「有隣堂」が出会って生まれた、どこの国とも時代ともつかない、小さな街のような複合型店舗"が開店する。

 いろんなコンセプトな本屋さんが生まれている。

 夜、ふらふらとなって帰宅。風呂に入って、食事した後、息子から明日友達が泊まりに来るから父ちゃんの激ウマケーキ食わせたいとリクエストされていたシフォンケーキを焼く。自身の熱を下げるため早く寝たいのに、焼きあげた生地が冷めるのを待つ必要があり1時間ほどオーブンの前で読書。『怠惰の美徳』梅崎春生著/荻原魚雷編(中公文庫)。すこぶる面白い。

 シフォンケーキは上々の出来。薬を飲んで布団に潜り込む。

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