10月11日(木)
雨。娘を車で駅に送る。その後、合羽を着て自転車で駅に向かう。昨日の棚詰めのせいか内腿が若干筋肉痛。
午前中は「本の雑誌」の座談会に立ち会い、午後は大阪より初出店する140Bの代役として神保町ブックフェスティバルの説明会に参加。同じく初出店の八角文化会館の編集長Iさんと当日の打ち合わせもする。
あれもこれもやらねばと思っているのだけれど、デスクワークは進まず。気づけば週末から始めてみようと考えているパン焼きのことを調べてしまう。発酵機というのを購入しないとできないのだろうか。
夜、飲み会までに時間があったので本屋さんに行って、本を買い求む。高野秀行さんから「杉江さん、井伏鱒二が好きじゃなかったでしたっけ? 野崎歓先生の井伏鱒二エッセイの新刊、すごくいいですよ」と薦められていた『水の匂いがするようだ』(集英社)と下半期ノンフィクションの話題作となるであろう鈴木智彦『サカナとヤクザ』(小学館)、そして今や最も新刊が待ち遠しい作家である遠田潤子の『ドライブインまほろば』(祥伝社)を手にする。
某鳥料理屋にて、取次店さんの人たちと「どうしたら文芸書が売れるか」語り合う。本屋大賞を作った頃を思い出す。
夜遅く帰宅すると中二の息子が勉強していた。何やら明日が中間テストらしい。
「学校の勉強なんてしないでいいぞ」と肩を叩くと、「パパの時代とは違うんだよ。今はね、いい高校に行って、いい大学に行って、いい会社に入らないと幸せになれないんだよ」と反論される。
もう少ししたら何が「いい」のか悩むだろう。それこそが勉強だ。