1月23日(水)
宮田珠己さんと『ニッポン47都道府県正直観光案内』の大ベストセラー祈願のため、"陰極まれば陽に転ずる"という一陽来復御守を購入すべく、早稲田の穴八幡宮様へお参り。
同行した、というか私のほうが同行させてもらったのだけれど、一緒に行った某ベストセラー多発乱発編集者によると、その編集者も今のようにベストセラーが生み出せるようになったのは、ここにお参りに来だしてからだそうで、その編集者曰く「ベストセラーの秘訣は神頼みです。穴八幡宮様の御守を貼れば必ずヒットします」と、これまで聞いたベストセラーの秘訣のなかで、もっとも具体的で普遍的でもっとも信じられるノウハウなのだった。
というわけで穴八幡宮様の階段を登って行くと、いやはや境内を何度も折り返し最後尾がどこにあるのかわからないほどの大行列。後に気づいたのだけど、この日は大安吉日で、金運アップを夢見た全国の亡者が集まっていたらしい。
これだけ多くいると私の願いを叶えてくれないんじゃないかと思う人もいるかもしれないが、私は西銀座チャンスセンターの1番窓口に並ぶ性質の人間なので、もはや『ニッポン47都道府県正直観光案内』を大重版した気になって、1時間ほどその列に並び、無事御守を手にする。
しかしこの御守というのが曲者で、実は、その年の方角にあったところに貼らなければならず、しかもその貼る日時というのが限られているのだ。冬至、大晦日、節分のうちの深夜0時に貼らなければ、一陽は来福されず、書籍は返品の山になるというではないか。
ところが私は夜10時にはまぶたが重なってしまう人間であり、しかも節分の日を確かめたら今年は日曜日でなかろうか。そしてそしてこれは家に貼ったところで杉江家が金運アップするばかりで、それはそれで構わないのであるけれど、神の前では慈悲深い心でいる私は、会社の業績アップ、従業員の皆様が幸せになること、そして宮田さんも本が売れてウハウハになるのを心の底から願いたい気持ちでいるふりをする必要があるのであった。
というわけで日曜日の深夜0時に会社の西の壁に御守を貼る大役は、社長である発行人の浜本に任せることにする。
御札を買い求めたあと、本の雑誌社に向い、宮田さんにせっせと予約注文分のサイン本作りに勤しんでいただく。
夜、キロ5分半で、ランニング7キロ走る。





