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4月6日(土)

  • 三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)
  • 『三河吉田藩・お国入り道中記 (インターナショナル新書)』
    久住 祐一郎
    集英社インターナショナル
    907円(税込)
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 見沼代用水西縁、東縁とも桜満開。その下を花見ラン。陽気も最高で、ランニングの幸福を味わう。

 娘が大学に教科書を買いに行くというので、先日の入学式に体調不良で同行できなかった妻を連れてついていく。教科書を買い求めたあと、娘に校内を案内してもらう。共に大学に進学していない私と妻は、中学や高校とのあまりの規模の違いに声をあげるばかり。このような場所で4年間過ごせる娘の幸せを願うとともに、どうにかこうにかここまで育てあげた自分たちを褒め称える。

 久住祐一郎『三河吉田藩・お国入り道中記』(インターナショナル新書)読了。

 発見された古文書を読み解き、参勤交代の実情を現代的に語られているのだけれど、いやはや日本史の授業をほとんど寝て過ごした自分にもたいそうわかりやすく、構成も飽きさせない流れで面白かった。この著者、書ける人なんじゃなかろうか。そもそも執筆依頼している集英社インターナショナルの編集者の方は、元となる古文書を研究する大嶋家文書研究会のメンバーとのことで、編集者というのはやっぱりすごいものだ。

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