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9月17日(火)

 今月の新刊、堀井憲一郎さんの『文庫本は何冊積んだら倒れるか』の見本ができたので、取次店さんを廻る。かつては9月下旬搬入といえばエレベーターホールまで見本出しの列が並んだりしたものだが、本日はガラガラ。新刊の事前申請が進んで平準化されたのか、それとも新刊点数自体が減っているのか。

 午後、営業に勤しんでから埼玉スタジアムへ駆けつける。ACL準々決勝第2戦上海上港戦。スタジアムに着くまではリーグでの残留争いから今後のスケジュールを鑑み、勝ったほうがいいのか負けたほうがいいのかなんてウジウジ考えていたものの、時間とともに満席になったゴール裏にたどり着くと常に目の前の試合に勝つために戦うのが「This is URAWA」と確信する。

 そしてその「This is URAWA」のチャントから「We are Reds」の叫びとともに試合は始まり、全身全霊をかけて声を張り上げ、飛び跳ねるうちに自分がレッズサポで本当によかったという幸福感に包まれる。

 もちろん試合には勝ったり負けたりする。どちらかというと負けているほうが多いと思う。負けたら悔しくて眠れない。自分はほとんどの週末をかけて何をしているんだろうと二日くらい後悔する。それでもやはり次の試合が来て、このスタジアムの中でたったひとつの願いのためにすべてをかけて戦うことは何ごとにも代えがたい。生きている気がする。生まれてよかたっと思う。流れる汗を拭いながら叫び続ける。浦和レッズの選手が一歩でも足が前に出るために。対戦相手を一瞬でも焦らすために。

 1対1の引き分けながらアウェイゴールのおかげで準決勝進出が決まる。息子と娘と母親と観戦仲間と抱き合う。We are Reds。

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