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11月10日(火)

  • エンド・オブ・ライフ
  • 『エンド・オブ・ライフ』
    佐々 涼子
    集英社インターナショナル
    1,870円(税込)
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 8時に出社。あまりに仕事が多く、いろいろと雑になってしまいそうなので、朝イチで本日のスローガン立て、プリントアウトして貼り出す。「心をこめる」。後から出社してきた浜田が指をさして笑ったのち、「私も気をつけよう」と言っていたので、言葉というものの大切さをさらに実感。明日のスローガンについて熟考す。

 そんなことをしているから仕事が減るわけもなく、仕事を減らす方法はただひとつ、仕事をする人を増やすことである。早速アルバイトの鈴木くんに連絡を入れ、出社してもらうことにする。

 昼に鈴木くん出社。滞りつつあった仕事が一気に流れ出す。まさに助っ人。ありがたい。

 14時、「第3回 Yahoo!ニュース|本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞」の発表をネットで見る。大賞作品は、佐々涼子さんの『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)に決定。

 4月の本屋大賞同様、新型コロナの影響で人を招いての発表会ができず、事前収録したものを本日配信しているのだけれど、その収録の際、大賞受賞者の佐々さんのスピーチがあまりに素晴らしく、ポロポロと涙を流してしまったのだった。

 本日そのスピーチを改めて聞いていて、また涙があふれる。言葉っていいな、本ってすごいな、人って素晴らしいなと思いを深める。

 夕方、できたばかりの「本の雑誌」12月号を神保町の三省堂書店さんに納品に伺う。すると「杉江さん!」と声をかけられ誰かと思ったら、高野秀行さんが目の前に。

 昼に電話で話し、その前、土曜日にはオンラインイベント「辺境チャンネル」では長時間ともにしたばかりだというのに。もしや我々は赤い糸で結ばれているのではないかと思ったものの、高野さん未だその赤い糸の集結の場である埼玉スタジアムには来たことがなく、おそらく結ばれていたとしても赤ではない糸なのであろう。しばし、上島珈琲店にて雑談。

 18時、アルバイトの鈴木くんのおかげで、かなり仕事が進展し、少し息がつけるようになる。終業。上野まで歩き、アトレの成城石井でコーヒー豆「プレミアムマイルド」を買って帰宅。

 ぼんやり「FUG Football Undergroundうるとらすさいたま」などYou Tubeを見て過ごす。

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