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3月31日(水)

 8時30分に出社。電車は混んでいる。コロナよりも優先される年度末、なのだろうか。事務の浜田は本日テレワーク。昨日ヤクルトスワローズが今季初勝利となったので、「一押くん」を10押くらいしちゃったのだろうか。

 終日電話番ということで、落ち着いてデスクワーク。

 娘が面白かったというので観た映画「騙し絵の牙」が娘の言う通り面白く、出版業界が舞台になっているのでおいおいとならないか心配だったのだが、リアルと物語が絶妙なバランスで漫画『編集王』みたいにのめり込み、笑って泣いて心震わせ、仕事へのモチベーションが急上昇したのであった。やはり私たちは「おもしろい」と感じることを大切にしなければならない。

 一昨日会った某出版社の某編集長は、編集者にとってまず大切なことは「フットワークの軽さと惚れる力」と言っていた。「惚れる力」とはすなわち「おもしろい」と感じることだろう。

 そうして映画「騙し絵の牙」、何よりも本屋さんの描き方が素晴らしいのだ。そう多く語られるわけではないのだれけど、何気なく発せられる本屋さんへのセリフやそこでのやりとりが胸を熱くさせるのであった。

 しかも主人公のひとりの実家は本屋さんであり、その実家である高野書店は、我らが行田の忍書房さんで撮影されているのであった。そのシーンが映るたびに何やら忍書房さんにいるような気がし、ついつい背景に映り込む素晴らしい品揃えの本棚に目が奪われてしまう。

 御茶ノ水の丸善の沢田さんから電話。提案していたフェアを採用いただく。うれしい。

 今日はJリーグの移籍期間締め切りが迫るなか、我が浦和レッズにノルウェーリーグ得点王やブラジルのセカンドストライカーやその他噂になっている外国人選手が入団するのかどうか気が気でなく、浜田の10押どころか、浦和レッズの公式サイトを500押くらいしてしまったのではなかろうか。来るのか来ないのか、どうなるのか。

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