第2回「酒飲み書店員&営業が選んだ一冊」大賞決定!!
2006/12/14更新
第2回酒飲み書店員大賞決定!『笑う招き猫』山本幸久著(集英社文庫)だぁ!!
本と酒をこよなく愛す、千葉近辺の書店員さんと営業マンが選ぶ酒飲み書店大賞。第1回目の酒飲み書店員大賞作品『ワセダ三畳青春記』高野秀行著(集英社文庫)に続き、今回は『笑う招き猫』山本幸久著(集英社文庫)が、その栄冠(?)を手にした。
![]() ときわ書房 本店さま |
![]() 『笑う招き猫』 山本幸久 (著) 集英社文庫 定価580円 ![]() >>Amazon.co.jp >>本やタウン |
各氏の推薦コメントは下記の通り。ぜひ、お手にとってみてください!
- ■ ときわ書房本店 宇田川
- 「夢を糧に笑いのステージを駆け上がるふたりの喜怒哀楽には、必ずや声援を送りたくなるだろう。西田俊也『オオサカンドリーム』、ビートたけし『漫才病棟』の血は、疾走感をともなってここに受け継がれた!」
- ■ 三省堂書店千葉そごう店 内田
- 「周囲の逆風なんのその、一途に貫く笑い道。とてつもなくでっかい元気をくれる、心のビタミン剤のような1冊。必ず効きます。」
- ■ 堀江良文堂書店松戸店 高坂
- 「山本幸久という作家を一部の読書家と書店員の間で留めておくのは勿体ない! ちょっとしたエピソードに含まれるユーモアセンスが見事なこの作品を読んで山本ワールドにハマって下さい!!」
- ■ 紀伊國屋書店北千住店 三輪
- 「『神様からひと言』の荻原浩や、『空中ブランコ』の奥田英朗など、ユーモアのある作家を信用してしまいます。山本幸久もそのひとり。『笑う招き猫』は、駆け出しの女性漫才コンビが活躍する青春小説です。漫才にとって命ともいえる「テンポ」を小説で見事に描いている山本幸久の筆力に脱帽。そして笑えるだけでなく、主人公たちの前向きな姿勢には涙を流してしまいます。どんな時でも自分を信じて生きていきたい。笑わされて泣かされて、これがデビュー作だなんてニクイぞ!山本幸久。お笑いファンならずとも面白い小説を探しているあなたに無条件でオススメしたい一冊です。
- ■ 旭屋書店船橋店 星野
- 「山本幸久に注目せよ!! 効用・読後にほんわかした気持ちになれたり、なんだか前向きになれたりします。女の友情もなかなか捨てたもんじゃないのです。」
- ■ 浅野書店 岩立
- 「『男とるより芸をとれ!』いけいけ!『アカコとヒトミ』 めざすはお笑いの星!」
- ■ 旭屋書店水道橋店 和泉澤
- 「漫才コンビとして、上手く大きくなることをめざす二人。マイペースで、気負いの無い姿と、テンポの良い会話に、ほっと和みます。暖かい部屋でゆっくりと読んでみてね。」
- ■ ときわ書房IY船橋店 小峰
- 「けなしあって苛めあって、でも心底認めあっている。熱~いオンナノコの友情に、みんな笑顔になっちゃうこと間違いなし! 笑えるだけじゃない、ときにはほろりと涙してしまう青春漫才小説☆」
- ■ 東西書房 仁礼
- 「私が思うに・・男性芸人はコンビは面白いけどピンはイマイチな人が多い。女性芸人はコンビはイマイチだけどピンは面白い人が多い。面白くない男性コンビはイタイだけだが、面白くない女性コンビはなぜだか憎めず応援したくなる。どうしてそう思うのかずっと謎だったが、この本を読んで理由がわかった気がした! 理由が知りたい人はご一読されたし!」
- ■ 本の雑誌社 杉江
- 「山本幸久はまだまだ伸びる(伸びている)。ぜひこの『笑う招き猫』を読み終えたら、他の作品も手に取ってください。特に『凸凹デイズ』。いつの間にか次作を待ち望むようになると思います。」
・WEB本関連ページ
→作家の読書道:第50回 山本幸久さん
→今月の新刊採点<単行本班> 2004年2月『笑う招き猫』(単行本時)