『サリン それぞれの証』

著者:木村晋介

定価2,160円(税込)

2015年3月4日搬入

一九九五年三月二十日午前八時──拭えぬ傷と共に集めた32人の言葉。

 

 自らもオウムの標的となった弁護士・木村晋介が、はからずもオウム真理教が犯した事件にかかわることになった32人へのインタビューをもとにオウム事件とはなんだったのかを追究したオーラル・ヒストリー。

 インタビューしたのは地下鉄サリン事件の被害者たちばかりでなく、救出、救命活動にあたった消防官、警察官、自衛官、医師、被害者を物心両面からサポート する数々の人々に加え、地下鉄サリン事件実行犯広瀬健一の母、サリン製造犯中川智正の母、元出家信者など加害者の関係者、さらに信者奪回の最前線で戦い続 けた滝本太郎弁護士、松本サリン事件の被害者河野義行氏、坂本堤弁護士の母さちよさんまで、オウム事件への「それぞれの証言」を多角的に集め、オウムの犯した犯罪の全貌に迫ります。

 またフローティングタンクやホロトロビック・ブリージングなど麻原彰晃が説いた神秘体験の謎を著者自らが体験し、科学的な解明に挑戦したり、麻原裁判での 争点や松本サリン事件以前のサリン事件など、麻原彰晃=オウム真理教そのものを総括する一冊。木村晋介のライフワークが、ついに単行本に。

■四六判ハードカバー ■272ページ

目次

序章 円覚寺
第一章 犯罪の系譜
第二章 出動・救急
 救出 1
 救出 2
 災害派遣出動
 救命
第三章 被害
 新聞紙(丸ノ内線荻窪発池袋行)
 重篤(丸ノ内線池袋発荻窪行)
 遅発性(日比谷線北千住発中目黒行)
 小伝馬町 1(日比谷線北千住発中目黒行)
 小伝馬町 2(日比谷線北千住発中目黒行)
 小伝馬町 3(日比谷線北千住発中目黒行)
 ビニール傘(日比谷線中目黒発東武動物公園行)
 ルパン三世(千代田線我孫子発代々木上原行)
第四章 奇襲
第五章 死刑囚の母たち
 生きる意味
 ステーキ
第六章 出家
 ヨガサークル
 ダライ・ラマ
第七章 ケア
 検診 1
 検診 2
 眼
 アロマテラピー
 セルフケア
 カウンセリング
第八章 弁護士
 暗殺リスト
 破産宣告
第九章 松本サリン
 第一通報者
 毒物
 ジャーナリズム
第十章 坂本弁護士一家
断章一 もう一つのサリン事件
断章二 地下鉄サリン麻原裁判で争われたもの
断章三 神秘体験の謎
あとがき

« 前のページ | 次のページ »