『本で床は抜けるのか』

著者:西牟田靖

定価1728円(税込)

2015年3月4日発売

床抜け危機、勃発! 気づけば部屋中本だらけ。蔵書家たちの対策は?

 

WEBマガジン「マガジン航」で連載開始するや驚異的なアクセス数を獲得、読書家の間で大きな話題を呼んだ連載『本で床は抜けるのか』が単行本に!


売却、電子化、書庫づくり......どの方法で切り抜ける?
家族も巻きこむ蔵書問題へ果敢に挑んだ体験記。

■四六判並製 ■256ページ

目次

はじめに 8

1 本で床が埋まる 10
不安のはじまり/引っ越し計画/「これはやばいですね」/一級建築士の見解 

2 床が抜けてしまった人たちを探しにいく 29
恐ろしい話/正反対のアドバイス/マンションの床は抜ける?/「床抜け」をおもしろがっている小説家/『続 家庭口論』の裏話/アパート補修の謎/補修の跡/施工業者が明かした真相

3 本で埋め尽くされた書斎をどうするか 52
本との格闘/増殖する蔵書とともに住まう一家/他人の荷物は嫌だ/蔵書と病気/本が嫌になった

4 地震が起こると本は凶器になってしまうのか 68
東日本大震災と本棚/床を埋めた180万冊/真っ二つに割れた本棚/ありすぎる「本」の存在感 

5 持ち主を亡くした本はどこへ行くのか 81
手をつけられない「祖父の蔵書」/作家たちの蔵書のゆくえ/天文学マニアだった父親の蔵書を捨てる/遺された人たちのプロジェクト/「祖父の蔵書」のその後 

6 自炊をめぐる逡巡 106
本の自炊を代わりにやってもらうことは違法なのか/自炊代行業者へ蔵書を送る/すり替えられた論理/「自炊」という行為は屠畜に似ている

7 マンガの「館」を訪ねる[前編] 125
とても辺鄙なところにある「館」/少女マンガという遠い世界/「女ま館」に入る/『少女マンガ大事典』を作りたかった/水色のイメージ/現代マンガ図書館と米沢嘉博記念図書館 

8 マンガの「館」を訪ねる[後編] 141
戦後マンガ史の古層を目の当たりにする/マンガ本を集める理由/亡くなった後も増殖し続けるコレクション/父の蔵書を受け継ぐということ/東京国際マンガ図書館に継承されるもの 

9 本を書くたびに増殖する資料の本をどうするか 157
「床抜け」騒動から1年で本はどれだけ増えたか/本が自宅を侵食しはじめる/本が増えるさまざまな要因/増え続ける本と家族の今後/大量の本を必要とする理由

10 電子化された本棚を訪ねて 166
いくつかの打開策/電子化への期待と抵抗感/ iPadでは「読めた」/幼なじみSの試み/蔵書をまるごと電子化する/「困ってるひと」に教えを請う

11 なぜ人は書庫を作ってまで本を持ちたがるのか 193
知人の書庫に出くわす/「崩れた本」のゆくえ/塔のような書庫/狭小物件の円形書庫/書庫はなぜ丸いのか 

12 床が抜けそうにない「自分だけの部屋」 218
壊れる前兆/修復しがたい亀裂/「無駄」なあがき/新しい物件を求めて/机の上のベッド/人生のアーカイブ/さよならアパート/別離/思い出に別れを告げる/「自分だけの部屋」での再出発

おわりに 245
参考文献 250

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