『姿三四郎と富田常雄』

著者:よしだまさし

2006年2月15日発売

 
昭和文学史上屈指のヒーロー『姿三四郎』!
その作者・富田常雄の生涯を描く本邦初の評伝に
「均一棚の魔術師」が書き下ろしで挑む!!


 本の雑誌社2006年の単行本・第1弾!
 2月の新刊は『姿三四郎と富田常雄』。小説『姿三四郎』とその生みの親・富田常雄の謎に迫る評伝エッセイです。「均一棚の魔術師」の異名を持つ古本マニア・よしだまさしが、ある日、たまたま手にしただけの『姿三四郎』。その魅力に思わず引き込まれ、作者・富田常雄の他の作品も探すことになったのですが......その膨大な著作は、ことごとく絶版! えっ、戦後最初の直木賞作家なのになぜ!? いや、入手困難だからこそ、コレクター魂が騒ぐのだよふっふっふ! 

 しかし相手はなにしろ柔道五段、「ビールは酒じゃない」と豪語する文豪・富田常雄。ひと筋縄ではいきません。執筆開始から2年以上の歳月が流れて、ついに今、ようやく、完成しました! 柔道界の雄・講道館にまつわる誕生秘話や、山本周五郎ら「譚海オマンマ組」の文学仲間との交友録も満載でお届けします!

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