トーハン、「女性の活躍しやすい職場づくり」に関する経営2施策を発表

文=新文化編集部

9月19日、藤井武彦社長が東京・新宿区の本社で行った創立65周年の記念式典で発表した。第1の施策は、10月から女性職員向けの「キャリア支援研修会」の導入。能力、意識、意欲のある女性職員を積極的に管理職に登用するため、年齢に応じたキャリア形成を支援するための研修を行う。現在、トーハンの女性管理職員は全体の4%程度だが、10%にまで引き上げることを当面の目標にした。

第2の施策は、家庭環境に応じて働き方に柔軟性をもたせる「ワークライフ・マネジメント支援制度」。同制度の1つ目は、育児中の男女職員を対象にした「勤務時間シフト制度」。始業および終業時間をスライドできるもので、12月より導入する予定。対象となる職員は年度単位で、3パターンの勤務時間を選ぶことができる。
「ワークライフ・マネジメント制度」ではさらに、全職員を対象にした「半日休暇制度」も導入。介護や看護、育児などの特別な事情を考慮し、事前申請によって規定の上限回数を超えて半日休暇を取得できる。

藤井社長はさらに、トーハンと書店団体の共同事業として研修施設「トーハンセミナーハウス」の設立構想も打ち出した。

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