岩波新書、3000点を突破
文=新文化編集部
岩波書店が1938年に創刊した岩波新書の刊行点数が、9月19日発売の新刊で3000点を突破した。これを機に、9月刊行分から版面の横幅を2ミリメートル広げ、文字を拡大、フォントも大きくするなど読みやすさを向上させた。
11月には、計30冊を展開するフェア「きっと出合える あなたの一冊」を全国の協力書店で開催。小冊子には尾木直樹氏、角幡唯介氏、池内了氏などによる「私の一冊」も寄稿されている。
岩波新書の歴代売上げ1位は、223万部を発行する永六輔『大往生』(1994年)。2位は『日本語練習帳』(185万部、99年)、『論文の書き方』(143万部、59年)。