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高橋 美里の<<書評>>
木曜日の朝、いつものカフェで
【扶桑社セレクト】
デビー・マッコーマー
定価 1,100円(税込)
2003/4
ISBN-4594039405
評価:A+
まず、タイトルに惹かれてしまいました。本が届いた時に読んでいた本を一旦途中で読むのをやめて読み始めてしまうくらい一目ぼれでした。
主人公は4人の立場も年齢もちがう女性。4人は日記の書き方講座で出会い、講座が終わった後も木曜日の朝、きまって朝食を共にするという“ブレックファストクラブ”をひらいている。4人にはそれぞれ抱えている悩みがあり、それは日記という形で綴られていきます。文章にしながら自分を見つめて行くというのでしょうか。それがとても読みやすく、気持ちがすごく伝わってくる。(訳の問題もあるのだと思いますけど)日常って、何もないようで本当はいろんなことが起きている。毎日日記を綴るというのはそういう些細なことから見つめていくっていうことなんですよね。だからかもしれないけど読みながら主人公たちにとても近い気持ちになれます。
何事にも下を向かず立ち向かい続ける友達を支えていく姿には読んでいる自分も励まされます。読み終えた後この作品に出会えたことに感謝してしまいました。
デルフィニア戦記
【中公文庫】
茅田砂胡
定価 (各)680円(税込)
2003/1〜4
ISBN-4122041473
ISBN-4122041627
ISBN-4122041732
ISBN-4122041910
評価:A+
まさに、“待望の”文庫化、とも言うべきシリーズが登場。このシリーズは中公のC☆ファンタジーノベルスから出版されていたものですが、普通の講談社ノベルスとかの文庫落ちとはなんかちょっと感じが違うような気も。
さて、この“デルフィニア戦記”デルフィニアという国を舞台にしたシリーズです。今回の課題図書になった1巻〜4巻は、国を追われた王─ウォル─とデルフィニアに迷いこんで来た一人の戦士─リィ─との出会いからはじまります。
物語の中心人物たちの出会いは大体インパクトのある描かれたかをしていて、この作品でも、ウォルとリィは、敵に襲撃され、囲まれたところをリィが助太刀に入る、という、なんともカッコイイ出会いをします(ベタですかね?)
―とにかく、戦いのシーンがカッコイイ!剣さばき・敵の動きなど、読んでいると頭に綺麗な絵を描く事ができるんです。一瞬も目が離せません─国を追われた国王軍と、対するは、王を追い出したペルーゼン公爵。公爵のけしかけていく敵と戦ううちに、絆を深めた2人は、ウォルが王座を取り返すまで、リィは“真実の王に王冠を”かぶせてやるまで、行動を共にすることに。
登場人物はどこまでも走りつづけていきます。それが読んでいて気持ち良い。読み応え十分のファンタジーです。
茫然とする技術
【ちくま文庫】
宮沢章夫
定価 714円(税込)
2003/4
ISBN-4480038086
評価:B
遊園地再生事業団、という劇団プロデュースをしている著者。劇団や舞台作品しか知らなかったので、エッセイという文章を読んでこういう文章書くのか、と。
松尾スズキ・平田オリザ・別役実さんのように、言葉を操るということを仕事にしている彼らの文章は面白い。舞台で見る特有の間のようなものがあるのかもしれません。(そういえば、本書の解説は松尾さんですね)読んでいると時々含み笑いをしてしまいそうになります。油断ならないエッセイでもあり、一度読むと癖になるかも。実際、この本を読み終えたあと、仕事帰りに「わからなくなってきました」(新潮文庫)を買ってしまった私です。
退職刑事
【創元推理文庫】
都筑道夫
定価 609〜630円(税込)
2002/9〜2003/3
ISBN-4488434029
ISBN-4488434037
ISBN-4488434045
ISBN-4488434053
評価:A
実はこのシリーズ、今は東京創元から出ていますが、都筑道夫が好きなので徳間文庫版を揃えてしまっていました……。そうしたら間を置かず創元から文庫化………。
安楽椅子探偵モノのミステリです。安楽椅子というのは強烈な個性を放つ探偵が多かったりしますが(猫丸先輩とか、北村薫のお嬢様探偵とか、挙句の果てには安楽椅子が探偵なんていう作品もありましたね……。)
このシリーズに出てくるのは、現職の刑事(息子)と退職した刑事である父。現職である息子がポツリポツリと話しはじめる事件の話を聞きながら、自らの推理を練り上げる退職さん。1つ1つの事件が本当に些細なことから崩れ落ちてゆく様は圧巻。未だ都筑道夫を読まれたことのない方、まずはこの作品からお薦めします。
ボーン・コレクター
【文春文庫】
ジェフリー・ディーヴァー
定価 (各)700円(税込)
2003/5
ISBN-4167661349
ISBN-4167661357
評価:B+
我が母は3度のメシと同じ位映画が好きだ。しかし、“みた映画を端から忘れていく”というのが難点で。カタカナを憶えられないので何を見たか憶えてない、なんとも困った母なのですが、先日この作品を読んでいた私に「その本って寝たきりの人が犯罪の捜査をするやつでしょ?」と言ってきた。(なんとも奇蹟みたいなことがあるもので)私自身、この作品は映画を見たので今回読んでみようと思ったので、読む前から、ストーリーの前知識みたいなモノはあったのですが。読み終えてみて思ったのは映画見てなかったほうが楽しめたかな?ということ。文章で表せること、文章でないと表せない事、臨場感っていうのは絶対在るとおもう。上・下巻長かったけれどじっくり読める作品。