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WEB本の雑誌
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今月の新刊採点
>
【文庫本班】2007年5月の課題図書
ゆらぎの森のシエラ
菅浩江 (著)
【創元SF文庫】
税込693円
2007年3月
ISBN-9784488724016
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
鈴木 直枝
評価:★★☆☆☆
それなりに退屈することなく面白く読めたのだが、如何せん今月は「精霊の守り人」の前にあっては、いかなるファンタジーもおぼろげな印象に留まざるをえないだろう。
辺境とされるキヌーヌという土地で、図らずも創造主によって姿ばかりか己の尊厳をも変えられた金目という青年と、彼を慕うシエラという少女の出会いと戦いの物語だ。甲冑を身にまとい殺人鬼である金目が、何故だろう、憎めないのだ。「ひどい」とか「かわいそう」という感情すら理解できない奴なのに。そしてシエラの一途さがいじらしい。その真っ直ぐな気持ちのまま幾多の困難に立ち向かう様は、やや予定調和とはいえ飽くことがない。ただ、金目を騎士として崇めるシエヌのお子ちゃまな言葉使いや、もう少し読者を迷宮に放り込むひとひねりが欲しかった。悪くはないけど良くもない、そんな印象です。
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松岡 恒太郎
評価:★★★☆☆
「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身のカラダ!」異形のヒーローの背中はいつも悲しい。変わり果てた自らの姿、与えられた使命の大きさ、あらゆるものに押し潰されそうになりながら困り果てながら、異形のヒーローはそれでもすっくと立ち上がる。
生態系が狂ってしまった世界、塩の霧と恐ろしげな動植物に占拠された森の片隅で、人々はひっそりと生きていた。
ありがちな話だなあ、二番煎じじゃなかろうなと、最初は気乗りせずやや色眼鏡で読み始めたが、しだいにこの物語の骨格が見えてくる。どうやら思い違いのようだった、この小説にはしっかりと確立された世界観が存在した。
自我を取り戻した怪物は、謎の少女と共にこの世界を狂わせている創造主に戦いを挑む。
著者は深みのある文章力で、おどろおどろしい世界を決して安っぽい物語にはしなかった。
いい意味で予想を裏切ってくれた作品です。
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三浦 英崇
評価:★★★★☆
どうせ幻想世界に赴くなら、この作品みたいな素敵なところに誘われたいです。どこまでも妖しく昏く続く、荒涼として禍々しい森と霧の世界。しかも、そんな世界を生成したのが、科学進歩をめざしたが故の暴走が原因だったりした日には……うっとりですね。俺にとって、ファンタジーとはそういうものであってほしい。
え?そのファンタジー観はもっぱらゲームとアニメによって創られてないかって? ええ、そうでしょう。でも、俺にとって最良の評価は「これ、ゲームにできたらいいなあ」だったりするので。実際、この作品、ゲームにしてみたいですもの。
敵を食らうことで相手の能力を手に入れる化け物が、無垢な少女と出会うことで人の心を取り戻し、自分を生み出した男への復讐を誓う。まっすぐで分かりやすい表のストーリーラインと同時に、敵の哀しさやそれぞれの思いの強さを、底に流すことで、ただのファンタジーで終わらせないあたりもいい感じです。
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横山 直子
評価:★★★★☆
新刊採点員になってからというもの、本を読みすすめながらも、あっ!この表現好き!とか、ここの部分をこう書こうとか、あれこれ言葉を探しながら考えながらページをめくっている。
今回は最後の最後で気持ちのいいほど、書く方向が見えた。
娘が小さい頃に一緒に夢中になって見たディズニー映画の「リトルマーメイド」と「美女と野獣」、この二つの映像が押し寄せてきた。
嘘っぱちの平和なんていらない、そんな想いを胸に力を合わせる仲間達。
「俺は俺の信じた道を行く。たとえ世界がどう変わろうと、その責任を誰かのせいにしなくてもすむように、自分で決めて自分で動く」かっこいい!
「良いことも悪いことも度を過ぎると反発が起こるもの。ゆっくりと前後にゆらぎを繰り返しながら進歩していくのが本当の姿なのよ」そうだ、そうだ!
さまざまな場面で大いに共感しながら読了!
それはそうと、いつもはこれは食べたいと思う料理になにかしら出合うのだが、今回はなかった…。それだけが唯一残念。
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