山手線の運転士はどの駅で変わる?~『ぐるり一周34.5キロ JR山手線の謎』

ぐるり一周34.5キロ JR山手線の謎 (じっぴコンパクト新書)
『ぐるり一周34.5キロ JR山手線の謎 (じっぴコンパクト新書)』
松本 典久
実業之日本社
800円(税込)
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 鴬谷=ホテル街。鴬谷という駅名を聞いて、こうイメージする人が多いでしょう。渋谷や新宿にもホテルはありますが、駅から少し歩いたところにあるのがほとんど。それに比べて鴬谷は、駅を降りればすぐそこにホテルがわんさか。これなら女の子の気が変わる前に、スムーズにホテルに直行することが可能かもしれません。

 ところで、「鴬谷」駅の乗車人員は1日平均で2万3,707人。これは山手線駅のなかで最も少ないんだとか。また、山手線で2駅しかない「みどりの窓口のない駅」。ちなみにもう一駅は「新大久保」。どちらも目立つ駅ではありませんね。

 知られていないかもしれませんが、「鴬谷」には東京都の文化財に指定されている「正岡子規の旧居」や、昭和を代表する名落語家・林家三平師匠の記念館「ねぎし三平堂」があります。そう、決してホテルだけではなく、偉人たちに出会える街でもあるのです。

 少し歩けば、アメ横や美術館があり家族でもカップルでも楽しめる「上野」、昔ながらの街並みが残る「谷根千」、芸能人も足を運ぶといわれる高級ソープ街の「吉原」にだって行ける、それが「鴬谷」駅。とまあ、鶯谷についてばかり書いてしまいましたが、『ぐるり一周34.5キロ JR山手線の謎』には乗降客数が日本一多い山手線のトリビアが満載。

 さて、ここで問題です。

 「山手線の運転士はどの駅で替わる?」

 答えが知りたい人は、「書店へGO!」

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