7月5日(日)薬飲んだっけ?

くもり。朝食を食べ終えて庭を眺めていた母親が、「私、薬飲んだっけ?」と聞いてくる。母親が飲む薬は毎朝6錠ほどなのだが、それはさきほど自分で飲んだのだった。

昨日の往診で行われたアルツハイマーの検査もほとんど「わからない」と答えていた。今日が何日か、自分の年齢、自宅の住所(なぜか古い住所を答えていた)みんかあやふやになっている。脳梗塞で倒れて3年が過ぎ去ったわけだが、ボケに関してはだいぶ進んだ様子。

午前中、父親のお墓参りと散歩に出かけるが途中で雨が降り出し、車椅子を駆け足で押して帰宅。

雨が止んだ午後、母親の友達である伊藤さんがやってきて、話しているうちに昨日話しかけられた美容師さんが、中学の後輩だと教わる。

夜は10月に刊行する本の校正ゲラをチェック。校正は、一対一で抜かれた後にしっかりカバーしてくれるセンターバックのような存在で、大変心強い。しかしもう少し自分も責任を持って原稿と対峙しなければと深く反省する。

内澤旬子さんから突如原稿が3本届いて仰天す。

7月4日(土)美容院


くもり。二週間ぶりに母親を介護施設に迎えにいく。母親は私を見るなり、「あー、やっと帰れる」と深く息をつき、玄関を開けると「やっぱり家はいいねえ」ともらす。すぐにデリートボタンを押してわが記憶から消す。

ついてきた娘とアルゼンチン対カーボベルデを観てからランニングへ。

午前中、ケアマネさんがやってくる。特養に入るとそうそう帰宅はできないと教えられる。お金に余裕があれば有料老人ホームがおすすめだと言われるが、お金に余裕があるわけではない。

午後、往診。往診のお医者さんと看護師さんが大変人間味あり、母親はこの人たちに看取ってもらいたいと思う。

往診終えて、母親を美容院へ連れていく。通っていた美容院が実家から数十メートルということに介護をはじめて深く感謝する。

髪を切った母親を迎えにいくと美容師さんが、「この間テレビに出てましたよね」と言ってくる。テレビ?? と首を傾げていると本屋大賞のことで、そういえば朝のワイドショーに映り、友人知人たちが騒いでいたのだった。

しかしちょろっと映っただけでよくわかったなと思うが、母親が元気なときに息子が本屋大賞に関わっていると自慢していたのかもしれない。

7月3日(金)10日で100冊

晴れ。暑い。ランニング6キロ。

昨日訪れた山陽堂書店さんからメール。原画展用に100冊納品していた『ミニシアターをたずねて』が売り切れるかもとのこと。お安いご用と追加の納品に伺う。それにしても2750円もする本がものの10日で100冊売れるとは。それもこれも連日会場に立ち、お客さんにお声掛けくださっている信濃八太郎さんのおかげ。ありがたいかぎり。

副都心線に乗って池袋へ。婦人之友社に伺い、「婦人之友」9月号に収録される座談会に出席。お相手は夏葉社の島田さん、アノニマ・スタジオの安西さん、BOOKSHOP TRAVELLERの和氣さんで、お題は「本屋さんが好き! ワンダーランドへのいざい(仮)」である。何時間でも話せそうだった。

7月2日(木)酒造力

雨のちくもり。午前中、地方小出版流通センターさんへ『口開け酒場でひとり呑み』の見本を持って伺う。

午後、明日から信濃八太郎さんの個展がはじまる表参道のOPAギャラリーに『ミニシアターをたずねて』を納品にあがる。ちょうど信濃さんが設営にきており、書き下ろしたイラストを白い壁に並べている。

それ終えて共に山陽堂書店さんへ。こちらの個展は土曜日までで、明日明後日は歩いていける距離で、信濃さんの個展が各々開かれているのだった。

改めてミニシアターをイラストを眺めていると、この本のデザインしてくれた松本さんが階段を上がってくる。偶然の出来事。信濃さんに紹介すると、信濃さん素晴らしいデザインのお礼で頭を下げている。

表参道を後にして大宮へ。FM NACK5のTHE SEITARO★RADIO SHOW「1700」の出演を終えた高野秀行さんと府中から駆けつけた渡さんと酒造力大宮西口店で酒。

2時間半以上ビジネスの話をしていたはずなのに、帰る時に高野さんに言われたのは、「こんなにバカ話して笑ったのは久しぶりだ」だった。

7月1日(水)謎のクレーム

晴れ。代休。ランニング15キロ。心身ともにすっきりする。

妻は仕事のち、スターダスト☆レビューと杉山清貴&オメガトライブのコンサート。娘と息子も仕事。結局、私ひとりとなる。

娘を職場に送りつつ、浦和美園のイオンへ。旭屋書店さんで本を買っていると、隣で何やら包装を頼んでいた客が、ラップで包んだ本(デアゴスティーニの車のやつ?)が自立しないとクレームをつけ包み直しをさせている。なんで本が立たなきゃいけないんだ? 意味わからん。

突如Xからメールが届き、凍結されていたアカウント2号(@Honnozasshi)が復活する。どうやらアイコンとアカウント名、そして説明が元のアカウントに似ていたのがいけなかったらしい。

凍結解除を喜んだものの、いまだ元のアカウントは乗っ取られたままで、そちらをどうにかしてほしいと改めてメールを返信。

夜、娘を職場に迎えにいき、コンサート帰りの妻も迎えにいく。息子は自力で帰宅。

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