9月28日(月)Wi-Fi爆速

雨降る中、介護施設の車に乗り込む母親を、手を振って見送る。

急いで出社の準備をしていると、デザイナーの松本さんから本日入稿の増山たづ子『ふるさとにまさるふるさとはなし』の修正データが届く。

そこではたと出社を取りやめ、自宅に戻ることにする。なぜなら会社のWi-Fiが遅く、大きなデータを落とすのに数十分かかるのだ。

『ふるさとにまさるふるさとはなし』は半分写真集のため、入稿データもかなり大きくなる。今現在届いている修正データだってダウンロードに時間がかかるだろう。昼には入稿せねばならぬので、時間短縮あるのみ。というわけでWi-Fi爆速の自宅に戻り、入稿作業に勤しむ。

9月27日(日)裏の家

5時に目を覚まし、ゼブンイレブンにコーヒーを買いに行く。毎週日曜日の朝だけコーヒーを買いに来る男。

コーヒーを飲みながらゲラと格闘。途中、母親が起きたので朝食の用意などして、どうにか9時前にすべての確認を終える。それにしても今回の仕事の仕方は本当にひどかった。この失敗を糧に今後の仕事のやり方を変えていかねばならない。

雨がやんだので、母親の車椅子を押して、父親のお墓参りと散歩。

散歩の途中、自転車に乗ったおばさんが一度通り過ぎた後に戻ってきて、「杉江さん!久しぶり」と声をかけてくる。母親だけでなく、私に対しても「つぐちゃん」と呼んで親しげに話すが、誰だかさっぱりわからない。調子良く話を合わせていたが、最後までわからず。

しばらく経って母親に「さっき会ったの誰だかわからないで話してたでしょう?」と聞くと、「バカね、Oさんよ」と笑う。

Oさん? それは50年くらい前にわが実家の裏に住んでいた一家ではないか。よくそんなこと覚えていたなと驚く(そしてその晩には忘れていることにさらに驚く)。

Oさんとの会話の中でお墓の話になり、私の父親は近所のS林寺に埋葬したと話したら、Oさんは「うちのお父さんと娘はE福寺なのよ」といったのを、夜、ベッドの中で思い出す。

確か裏の家にはお兄ちゃんと妹がいて、お兄ちゃんは私の一個上だった。ということは娘さんは私より年下ということだろう。顔も名前も覚えていないけれど、それでもきっと幼き頃に路地か庭で遊んだはずだ。

9月26日(土)丁寧に

雨。朝9時に介護施設へ母親を迎えにいく。文学フリマ大阪や志津ブックフェスなどがあったので母親に会うのは3週間ぶり。車に乗るときに「いやーすごい雨。久しぶりの雨ね」と母親は顔に当たる雨粒を拭うが、雨はもう30日近く降り続いているのだった。

雨でランニングができないため、買い物の後は仕事に取りかかる。丁寧に、丁寧に、丁寧に、と焦る気持ちを抑え込み、深呼吸しながらゲラを読む。夜までにどうにか目処が立つが、目と脳が疲労困憊。毎日これくらい丁寧に働かねばならぬと深く反省する。

9月25日(金)一から考え直す

鬱っぽさを引きずったまま9時に出社。今日中にケリをつけたい仕事があったのだが、まったくケリはつかず、それどころか昨日までの自分がまったく信じられなくなるほどのミスが掘り起こされ、最初からやり直し。忙しいを言い訳に傲慢になっていた。仕事の取り組み方を一から考え直す。

夜、松戸の名酒場「ひよし」で書店員さんを囲んでの飲み会に参加。昔はこういう飲み会がたくさんあって、書店員さんや他社の版元営業から本の売り方をたくさん学んだのだ。

9月24日(木)晴天鬱

よくわからないのだけれど、天気の下降時でなく、回復時に鬱っぼくなる。なので久しぶりの晴天となった今日は圧倒的にダメな日。連休明けでやることがいっぱいあるのに、何もやる気が起きず。空は晴れているのに何もかも最悪な結果になる気がしてくる。

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