6月14日(日)助っ人来訪

朝9時半、昨日に引き続き、大垣書店イオンモールKYOTO店さんに集合する。出張のよいところは通勤時間がないことだ。ホテルを出たらすぐ仕事。本日も徒歩5分で職場に着いた。日頃、毎日往復2時間以上通勤時間に費やしているのがバカらしくなる。365日、毎日出張がよいのではなかろうか。

昨日と同じ位置に立って、売り子となる。午前中はお客さんも少なく、土曜と日曜でこんなに差があるのかと肩を落としていたものの、昼過ぎから昨日同様の賑わいとなり、売上も上々。

そういえば昨日は12時から14時に急にお客さんが途絶え、これは豪雨でも降っているのでは心配したのだけど、なんのことはないみなさんお昼ご飯を食べているのだった。当たり前のことではあるのだけれど、人間こんな時間通りにお昼を食べるものなのかと驚いたのだった。

本日は元助っ人アルバイトの小山さんと谷口くんが、それぞれたまたま京都を旅行していてこのイベントを知り(片方はInstagramで、片方は大垣書店本店に貼ってあったポスターを見て)、もしや私がいるのではと覗いてくれたのだった。

まさかの京都での再会にうれしく喜びあったのだけれど、こうして会うことができるのも「本の雑誌」が続いているからなのだ。そして続いていられるのは、読んでくださる方がいるからで、その奇跡のような連なりに感謝と感動を覚える。

6時までしっかり本を売り、2日間のお祭りは終了となる。大垣書店のH店長から売上目標達成しましたとうれしい報告もあり、心地よい疲労を覚える。

夜はたまたま福岡から旅行に来ていた書店員さんと飲む。

6月13日(土)始発電車から2本目

朝5時22分、始発から2本目の武蔵野線に乗って、6時42分の新幹線に乗る。

はたして出張というのはいつから業務になるのだろうか。通常の出勤であれば通勤時間は業務に含まれないが、出張となれば現地に着くまで3時間も4時間もかかるのだ。

それを単なる移動時間といわれては相当な拘束時間になるのではなかろうか。もし移動時間も勤務に相当するのであれば、本日私は午後2時には8時間労働を終え、お役御免となるのだが、まあ現実には6時まで大垣書店イオンモールKYOTO店の売り場に立ち、「会いにゆける出版社フェス」に参加するのだった。もちろんそれについてまったく不満などなく、この日を指折り数えていたほどだ。

8時51分、京都に降り立つとすぐに駆け出し、駅前のイオンモールに向かう。集合時間の9時にギリギリで間に合う。

オープン前の店内で、他の版元の方々と机を運び、本を並べる。180センチの机の半分が本日の本の雑誌社書店である。お隣は朝日出版社で、あちこちのイベントで顔を合わせることの多い営業の橋本さんと並んで開店を迎える。

京都新聞に記事が掲載されたおかげか、あるいは昨年と展開場所が変わった影響か、売り場はたくさんの人で賑わう。わが本の雑誌社のブースにも「本の雑誌」をお読みいただいている方や昨年の下鴨中通ブックフェスにご来場いただいた方などやってきてくださり、18時の終了時間まで楽しく過ごす。

京都の定宿であるアルモントホテルにチェックインし、任務終了。

6月12日(金)本屋の人生

  • 本屋の人生
  • 『本屋の人生』
    伊野尾宏之
    本の雑誌社
    1,870円(税込)
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    Amazon
    HMV&BOOKS

午後、中井の伊野尾書店改めBOOKSHOPトランスビュー大江戸中井店さんに納品に伺う。お店は来週火曜日のオープン予定で、その店名通りトランスビュー扱いの本が多く並ぶ独立系書店となるようだ。

その売り場に立つのは元々ここで3月まで伊野尾書店を営んでいた伊野尾さんで、終わるはずだった「本屋の人生」はひょんなことからまた続くのだった。

半ば埋まった棚を見ながら伊野尾さんが話す。

「先週あたりから棚詰めを始めたんだけど、本を棚に並べていると、あー自分の仕事ってこれだったなあって」

店を閉めて2ヶ月近くは閉店業務と開店の準備で本を触ることはなかったのだろう。とりあえず家業を継いで本屋になった伊野尾さんだが、いまやすっかり本屋なのだった。

6月11日(木)代休

代休。「無理をしない」は、本の雑誌社の社是だ。だから無理をしないで休む。出版スケジュールなんて知ったことではない。責任感は時に命取りになる。責任を持つのは自分の人生だ。

そういえば先日とある人から、平日のたとえば水曜日を休みにするとか決めちゃったらどうですかとアドバイスいただいたのだ。確かに月に2回週末にイベントに出ると、4日分代休が貯まるわけで、平日に固定で休んでもいいのかもしれない。

6月10日(水)人を残すは一流

紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店さんを訪問する。こちらのお店はかねてより辻村深月さんを応援しており、この度『ファイア・ドーム』の刊行により、ますます売り場を盛り上げているのだった。

書店員さんからその売り場の話を聞いていると、不覚にも涙がこぼれ落ちそうになってしまった。

もちろんその情熱あふれる売り場そのものにも感動したのだけれど、このコーナーをはじめたときの上司とのやりとり、そしてその熱をこめた売り場の大切さを教えてくれた上司というのが私もかつて大変お世話になった書店員さんであり、さらにこの書店員さんがはじめて勤務したお店というのが、こういう情熱にあふれた売り場を展開し、私もそこでデビューしたての朝井リョウや西加奈子の作品を手にしたお店だったのだ。

そうして脈々と売り場作りの礎が残されているということに私は感動したのだった。

お店を出たところで堪えきれず涙がこぼれ落ちてしまった。

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