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2月12日(火)

  • Jリーグ選手名鑑2019 J1・J2・J3 (エルゴラッソ特別編集)
  • 『Jリーグ選手名鑑2019 J1・J2・J3 (エルゴラッソ特別編集)』
    三栄書房
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  • 本の雑誌429号2019年3月号
  • 『本の雑誌429号2019年3月号』
    本の雑誌編集部
    本の雑誌社
    734円(税込)
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    honto

「本の雑誌」2019年3月号搬入。特集は、出版業界消えたもの列伝。あまり変わらぬ出版業界に見えて、本作りの現場はいろいろと変わっており、それらの道具や習慣などを思い出す。早速、助っ人一同含め、定期購読者の方への封入作業「ツメツメ」に取りかかる。

 午後、外廻りに向かうと駅ビルやデパートなどそこかしこで仮設の売り場が作られ、バレンタインデー用のチョコが売られている。そこに人が群がり、飛ぶように売れている。

 年に一度、消費を莫大に喚起するイベントがあってうらやましい。恵方巻きも年越しそばも母の日もみんなうらやましい。食べたいわけでも欲しいわけでもなくモノが売れる日があるなんてなんて素敵なことなんだろう。

 たとえ本屋大賞と言ってもそれは本を読もうとしてる人にしか届かぬイベントであり、読みたいとか読みたくないとか関係なく本が売れるイベントがあったらどんなにたのしいだろうか。

 どこかの地方に本を焚くと3年長生きができるとか、本を10冊積み上げるとお金持ちになれるといった風習はなかろうか。

 名刺交換から始まる初対面の営業は、相変わらず説得力ある話もできず、挙動不審しどろもどろになってしまう。25年やっててこれだもの。おそらく私は、どこでも堂々と大きな声で自社本を自信満々に説明できる営業マンにはなれないのだろう。サッカー同様、進歩しないのはどういうことだ。お店を出て、大いに凹む。

 しかしサッカーと一緒で続けていればチャンスはいつかやってくる。大切なことは続けること。今、懇意にしていただき、たいへんお世話になっている書店員さんたちともみんな最初は名刺交換から始まったのだから。今日の自分が、5年後10年後に返ってくる。それが営業という仕事。

 エルゴラッソ特別編集「Jリーグ選手名鑑2019」(三栄書房)を買って帰る。Jリーグがないとどうしても鬱々してしまう。開幕まであと少し。

 帰宅後ランニング。キロ5分45秒で7キロ。

2月11日(月・祝)

  • この地上において私たちを満足させるもの
  • 『この地上において私たちを満足させるもの』
    優三郎, 乙川
    新潮社
    1,760円(税込)
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    honto

早朝ランニング。キロ5分35秒で12キロ。親子の白鷺が見沼代用水東縁で餌を探していた。

 午後から息子のサッカーを中学校に見に行く。今日はBチームの大会だそうで、息子は左FWとして出場。着いてすぐ、胸トラップから反転してのゴールという、まるでアグエロのようなシュートを決め、驚く。息子は息子なりに成長している。

 乙川優三郎『この地上において私たちを満足させるもの』(新潮社)読了。時期を同じくして出版された『二十五年後の読書』と対をなす作品。たゆたう物語と圧倒的な文章の美しさに魅了されつつ、両作を通ずる小説論・作家論としての迫力に胸を抉られる。

 夜、安ワインを飲んだら眠くなり、息子とふたり20時に就寝。

2月10日(日)

 息子の中学へ試合を観に行く。残念ながら息子は出場ならず。私と同じホケツ人生を歩んでいるようだ。

 あまりの寒さに後半途中で帰宅し、コタツに入るも身体の芯から冷えきってしまっており、まったく暖かくならない。しばし猫のように丸まって横になっているうちほとんど意識を失うように眠ってしまい、部活から帰ってきた息子に起こされる。

 予想より早く帰ってきたので娘の合格と誕生日を祝して家族4人で一年ぶりくらいの外食に出る。向かうは私が高校の頃から通い続けている珍来越ヶ谷店。

 なんでもない、いわゆる町中華なのだが、駅前から店舗は移転しても調理しているおじさんや配膳のおばさんは変わりなく、それこそ娘を連れて初めてした外食も珍来であり、今や私だけでなく家族みんなのソウルフードになっているのであった。

 味噌ラーメン、担々麺、チャーハン大盛り、中華丼、麻婆丼に餃子と息子の底なしの腹を満たすためにテーブルに乗り切らぬほど頼み、みんなでシェアし、口々に美味しいねえと言いいながら完食する。

 私は決してグルメでないし、行列に並ぶようなこともしないけれど、やっぱり美味しいものを笑顔で食べるのは心底幸せなことだと思う。そして、家族のその笑顔を見るためならなんでもがんばれるような気がするのであった。

 そういえば私の両親は毎月父親の給料日になると、地元の駅で父親の帰りを待ち、みんなで自転車に乗って、外食に向かったのだった。焼肉、洋食、うなぎとその月希望するお店に連れて行ってもらい、好きなだけ食べていいぞと言われたのだった。私も兄も夢中になって食べていたけれど、あれはきっと父親も家族の笑顔を見たくて、そしてその笑顔を励みにして働くためにしていた習慣だったのだろう。

 餃子をお土産に包んでもらいその両親へ娘の合格を報告に行く。

2月9日(土)

 娘の受験に同行する予定が、近所に住む幼馴染も同じ大学を受けるということでお役御免。ならばランニングをと思ったものの粉雪が舞っており、こちらも断念。妻をパート先に車で送るとやることもなく、ベッドに横になって乙川優三郎『この地上において私たちを満足させるもの』(新潮社)を手にするも、娘の受験結果が気になり、まったく集中できない。

 本日、9時に娘が最も行きたい大学の合格発表があり、今はネットで確認できるようになっているのだけれど、娘から自分で確認するから絶対見ないでと釘を刺されているのだった。心配だからこっそり見てしまおうかと思ったが、約束を破るとどこかで神様が見ていて結果が変わってしまうかもしれず、布団を被って悶々と過ごす。

 娘は今日の試験が終わってから確認すると言っていたのでおそらく4時頃まで待つことになるだろう。それまで8時間どうやって過ごしたらいいのだろうか。そして合格した場合はいいけれど、不合格だった場合はどんな言葉をかけてあげればいいんだろうか。私も妻も大学には行っておらず、大学に受かろうが受かるまいが人生にそれほどの影響はないことを知っているけれど、部活を引退した春先からずっと参考書を手にしていた娘の努力は報われて欲しい。

 布団の中でまんじりと過ごしているうちに、スマホにメールが届く。毎日のように届くスポーツショップからのセールスメールだと思って開くと、なんとそれは娘からのメールであった。画面には「受かった」という文字と笑顔の絵文字が浮かんでいる。

 布団を蹴り飛ばして思わずガッツポーズ。それでも心の底から湧いてくる感情を消化できず、ランニングシューズを履いて、雪舞う外に飛び出す。

 誰もいないランニングコースで、何度も拳を突き上げ、キロ5分40秒で12キロ。全身ずぶぬれ、凍える寒さも気にせず、熱いシャワーを浴びながら涙を流す。

 パートを終えた妻を迎えに行き、帰り道にケーキを買って、娘の帰りを待つ。

2月8日(金)

『誰も教えてくれないイベントの教科書』と『立体交差』の部数確認。昼より座談会収録。その後営業。

 夜、浦和レッズの観戦仲間と池袋「連家」で新年会。上は68歳から下は33歳と浦和レッズがなければ出会うことのなかった面々で、心ゆくまでレッズの話題とバカ話で腹筋が痛くなるほど笑い転げる。ここのところの疲れもストレスもすっかり忘れてしまう。やはり仲間は素晴らしい。シーズン開幕はすぐそこだ。

2月7日(木)

 娘の受験同行4日目。まさかの武蔵野線が霧で運転見合わせの大アクシデント。一瞬その濃霧なみに頭の中が真っ白になるが、埼玉高速鉄道の浦和美園駅まで車で行き、難を逃れる。

 浦和美園駅は始発駅のため娘ともども座ることができ、疲労が蓄積しているであろう娘が私の肩に頭をのせて眠っている。私も疲労困憊だが、受験の前半戦も今日で最後。どうにかインフルエンザにも罹らず乗り越えられたことを誰ともなく感謝する。

 大学の正門前で娘を見送り、改めて出社すると心の削られる報告で、メンタルをやられる。本というのは要するに人間そのものであり、そのものの人間というのは美しいだけではない。私はどちからというと人間の汚いものから逃れるようにして本に出会い、それを職業にしたため、時折ふいに本という生身の人間の塊を前に苦しめられるときがある。しかもサイコロを転がすかのような売れる売れないの責任をひとりで取らされており、ストレスも最大に鬱屈する。

 夜、気が晴れるまで走る。

2月6日(水)

 娘の受験同行3日目。だいぶ慣れてきた様子で、大学に向かう電車の中で浦和レッズの話しで盛り上がる。過保護のように見えるかもしれないが、勝利のために自分にできる限りのことをするのがサポーターという生き方なのだ。

 雨降る中、両腕に『誰も教えてくれないイベントの教科書』と『立体交差』の見本を持って取次店さんを廻る。重い。そして首に挟んで支えている傘が痛い。頭の中で自分はエベレスト登頂間近な登山家なのだと妄想し、日販さんに向かう坂を一歩ずつ足を出し、進む。昼前に4つの山を登頂完了。本日も100冊の注文があり、穴八幡宮恐るべし!

 夜、書店商談会に出席された書店員さんと酒を飲む。

2月5日(火)

  • 南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる
  • 『南極ではたらく:かあちゃん、調理隊員になる』
    渡貫 淳子
    平凡社
    1,512円(税込)
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    honto

 本日も娘を受験する大学まで送っていく。運良く座れた電車の中で、しきりに「緊張する」とこぼしている。昨日はそれすら言えないほど緊張していたということか。

 ずいぶんと遠回りして出社。車中『南極ではたらく』渡貫淳子(平凡社)読了。

 朝から50冊、180冊と注文が続く驚きの早稲田穴八幡宮「一陽来復」効果。営業は神頼みにかぎる。

2月4日(月)

 娘の大学受験がはじまり、そこまですることないかと思いつつ、試験会場が会社の近くなので娘を送って行くことにする。

 満員の京浜東北線に揺られているうち娘の様子がおかしくなり、膝をついて肩で息をしだす。額には脂汗が浮かんでいる。試験開始までにはまだ余裕があることを告げ、途中駅で肩をかして電車を降りる。

 15分ほどベンチに座っているうちに回復し、無事大学にたどり着く。受験に向かう人混みに紛れ、小さくなっていく背中に、心の中でエールを送る。

 出社し、早稲田穴八幡宮の一陽来復守りを貼る。本当は昨夜0時に貼らねばならなかったのだけれど、これで今期の売上アップ間違いなし!

 沢野ひとし『中国銀河鉄道の旅』の部数確認。その後、営業に向かうも娘のことが心配で気もそぞろ。最後の科目まで体調はもったのだろうか。

2月3日(日)

  • Number(ナンバー)971号サッカーベテラン特集 カズの秘訣。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
  • 『Number(ナンバー)971号サッカーベテラン特集 カズの秘訣。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))』
    文藝春秋
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  • 航空旅行 2019年3月号
  • 『航空旅行 2019年3月号』
    イカロス出版
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 午前中、サッカー。体重を落としたのと、ここのところランニングの負荷を高めているので驚くほど走れる。しかしテクニックは変わらず。DFの間合いについて考えなおす。

 昼はそばを茹で、こたつに入って『奇跡の地形』を読んでいるといつの間にか爆睡。3時に目覚めたので、クールダウンをかねてランニングへ。キロ5分40秒で7キロ。

 風呂にゆっくりとつかったあと近所のツタヤへ散歩。
 雑誌が売れない雑誌が売れないと嘆いているお前は雑誌を買っているのか?!と気づいた今年は雑誌を毎月最低一冊は購入するマイルールを決めたので、雑誌売り場をうろつく。

 新聞広告を見て目星をつけていた「Number」のサッカーベテラン特集を手に取ると、カズさんはもちろん、小野伸二に長谷部誠に永井雄一郎に酒井友之に、そして何よりも我らが近藤篤さんの写真と原稿(伊東輝悦と明神智和を追ったルポ)が載っており、読み応え十分なので購入を決める。

 それを手にさらに店内を彷徨いていると「航空旅行」という雑誌が目に飛び込んでくる。特集が機内食グルメというわけで、なんだか面白そうなのでこちらも購入す。

「URAWA MAGAZINE」の連載「URAWADAYS」の原稿を書いて送る。

2月2日(土)

 9時、ランニング。キロ5分30秒で12キロ。もっと速く走りたいのに走れない。地面を全然蹴れてない。筋力がないのだ。

 昼過ぎ、パート仕事を終えた妻と角上とヤオフジに行き、すき焼きの材料を買い求め、実家に。まずは病院に行き、父親を見舞う。病院食に飽き、「肉が食べたい」というので「今夜はすき焼きなんだよ」と自慢すると涙を流して悔しがる。その悔しさこそが命の源。

 実家で母親とすき焼きをつつく。実家の鉄鍋が驚くほど小さく、それは私も兄もともに過ごしていた頃から使っていたものであり、こんな小さな鍋で家族四人争うように食べていたのが信じられない。

 夜、帰宅。もうすぐ実家で暮らした時間と結婚して家を出て暮らした時間が逆転することに気づき呆然とする。

2月1日(金)

 西荻窪の今野書店さんを訪問。文庫担当のSさん、コミック担当のAさんとお話し。

「決してものを買わないのではなく、本当にいいもの、大好きなものを手に入れたいという思いが強くなっている」

 コミックの場合であれば、ある程度の巻数をネットで無料読み放題にしてそれを一度読んだ上で安心感を与え、購入動機につながっている話には大変うなづくこと多し。自分のラジオ→Apple Music→CD購入とまったく同じ流れだからだ。

 では、文芸書ではどのようにしてその安心感を与えることができるのか。かつてはそれが書評であり、推薦コメントであり、手書きPOPだったのかもしれないが、それではまだ不安でもっと大きな安心感が求められているのだろう。SmartNewsの読書チャンネルで行われている前半部分の無料公開がどれほど影響を与えているのか調べてみよう。

 お話しの後、今野書店さんの50周年記念で作られた江口寿史書き下ろしオリジナルイラストのクリアファイルとフォルダーを買い求める。昨年一年間月刊で刊行されていた記念冊子「コンノコ」を早速フォルダーに仕舞う。宝物。

 その後、中井の伊野尾書店さんを訪問。店長の伊野尾さんがブログで薦めていた柳澤健『1964年のジャイアント馬場』(双葉文庫)を購入。地下の倉庫でいろいろと話を伺う。

 Amazonが出版社との直取引で、買い切りの上値引き販売をすると発表し話題になっているが、今野書店さんやこの伊野尾書店さんも加盟運営しているNET21ではとっくに「SPS」という仕組みを作っているのだった。

 帰宅後、重松清『木曜日の子ども』(KADOKAWA)読了。『模倣犯』☓『永遠の子』の読み応えにページをめくる手がとまらない。こんなところへ突き進んだら物語が破綻してしまうのではないかとハラハラするも、さすが重松清である。圧倒的読後感。

1月31日(木)

 通勤読書は、絲山秋子『夢も見ずに眠った。』(河出書房新社)。いつもなら読書の合間に気になるスマホもまったく見ずに一心不乱に読む。

 こういう表現豊かな小説を読むと、スマホから得られる条件反射的娯楽の貧しさにはっきりと気付かされる。やはり読書にはスマホじゃ到底味わえない面白さがたくさんつまっているのだ。

『夢も見ずに眠った。』は、とても初読だけですべてを受け止められるような小説ではなく、これから何度も読み返す本となるだろう。

 沢野ひとし『中国銀河鉄道の旅』の見本を持って取次店を廻る。

 見本出しを無事終えた後、仕入れ窓口の方と雑談していると、「参考までになんですが、これ、どのカバーがいいと思いますか?」と色味の異なるカバーラフを見せていただく。おそらく出版社の人が悩んで相談しているのだろう。

 私はその中で一番売り場で目立ちそうなものを指差したのだけれど、意見は二分されているそうで、もうひとつ人気なのは売り場ではあまり目立たなそうだけれど家に置いておくとおしゃれに見えるものであった。

 つい営業目線で、売り場での印象でカバーや帯を選んでしまうことが多いけれど、本を買うときはその本を持っている自分の姿や家のテーブルの上に置いてある様子、あるいは読み終えた後に本棚に並んでいるところを想像しているわけで、それには目立つことだけではダメであり、持っておきたいと思わせることと両立したデザインが当然必要なのだった。

 一旦会社に戻り、また営業。夕方、母親に電話をすると灯油が切れて寒いという。慌てて直帰し、車を走らせ実家へ。ガソリンスタンドで灯油を入れ、父親を見舞う。熱は下がったらしく一安心だが、退院はまだ先とのこと。

 一人だとろくに食事をとらない母親とともに母親行きつけのとんかつ屋へ。今日で最後というカキフライ定食を食べながらいろいろと話す。

1月30日(水)

 父親になにがあるかわからないので飲み会はキャンセルし、夜9時過ぎまで残業。滞っていたデスクワークを一気に片付けさっぱりする。

 眠れずに読書。乙川優三郎『二十五年後の読書』(新潮社)。ある種、書評家小説になっており、一気に読む。堪能。

1月29日(火)

 昼前、来社された鈴木輝一郎さんとの雑談を終えると、兄から電話が入る。父親が自宅で倒れ救急車で運ばれたという。死ぬ前にもう一度見たいと言っていた相撲観戦の願いを叶えたばかりなので、これは本当にまずいかもと心配しつつ、午後の予定をすべてキャンセルして病院に向かう。

 結果を書けばインフルエンザだったのだけど、父親は難病を抱えており、そちらに影響がでると大変まずいということで、隔離の上、入院となる。

 ここ数年、それぞれの理由から毎年入院しており、人間というのはこうやって衰えていくのだろうか。それともそう思わせてまだまだしぶとく生きていくものなのか。

 実家まで車で30分の距離に住んでいるのだけれど、その30分が遠く感じる。

 眠れずに芥川賞受賞作にして、同じ高校を出ているらしい町屋良平『1R1分34秒』(新潮社)読了。YAとしても通じる読みやすさのボクシング青春小説といったところか。身体の動きを言語化するのがとても上手い。

1月28日(月)

  • イエティ ―雪男伝説を歩き明かす―
  • 『イエティ ―雪男伝説を歩き明かす―』
    ダニエル・C・テイラー,森夏樹
    青土社
    3,080円(税込)
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  • 驚きに満ちた日本を発見!! 奇跡の地形
  • 『驚きに満ちた日本を発見!! 奇跡の地形』
    藤原 治
    洋泉社
    3,355円(税込)
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 P社のDさんとのランチがお子さんの突発性発疹でキャンセルとなったところに営業仲間の求龍堂のYさんからお誘いがあり、神保町「エスペリア」でランチ。同年代のYさんは、出版と本屋さんを暑苦しいほど愛しており、しかも率直に意見を言ってくれるので、ランチの時間もあっという間に過ぎ去る。

 新宿方面を営業するも空振りばかりで、再訪することに。

 夜、本屋さんに寄って、本を買い求む。

ダニエル・C・テイラー『イエティ 雪男伝説を歩き明かす』(青土社)
藤原治『奇跡の地形』(洋泉社)
絲山秋子『夢も見ずに眠った。』(河出書房新社)

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