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10月12日(火)逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』のプルーフを読む

 4時半起床。今日は足の休息日なのでランニングはしない。先日早川書房のYさんが「できたばかりなんです」ともってきてくださった第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作、逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(11月17発売予定)のプルーフを読む。

「傑作です。新人でこんなに書けるなんてちょっと信じられないレベルです。」とYさんは言っていたが、早川書房は販促が上手いよなあと思う。

『ザリガニの鳴くところ』や『三体』なんかもそうだったけれど、年に1、2作本当にこれぞといったときだけこのようにしてプルーフ製作し、しかも書店員さんだけでなく、書評家さんにも配られているので、事前の話題作りはもちろん、刊行後の各媒体での書評掲載となり、しっかり売上を作っている印象を受ける。

 9時半に出社。事務の浜田は健康診断へ出頭。肝臓の数値はいかに?

 午前中、大竹聡さんからお預りしている原稿を読み進み、単行本収録分とそうでない分と選り分けていく。相変わらず飲んで飲んでとことん飲んでるわけだが、すっかり酒を飲まなくなった私ですら無性に酒が飲みたくなってしまう。

 午後、御茶ノ水の丸善さんに『東京の古本屋』の追加注文を届ける。その後、千駄木の往来堂書店さんに伺い、協業搬入となった「本の雑誌」がきちんと届いているか確認する。無事平積みさせれており、ひと安心。笈入さんとしばし出版システムの話など。

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