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10月13日(水)萬来の餃子を焼く

 4時半起床。雨が屋根を叩く音がするのでランニングはできないか...と残念に思い、ひとまず、本誌12月号の特集記事の原稿を書く。6枚。日が昇ってきたので外に出てみると、雨はやんでおり、慌ててジャージに着替え、ランニングへ。しかしながら走り出してすぐまた雨が降り出す。もはや濡れてしまったのでそのままランニング6キロ。

 9時半出社。午前中は昨日に引き続き、大竹聡さんから預かっている原稿を読む。

 午後、駒込のBOOKS青いカバさんに「本の雑誌」11月号を届けにいく。店主の小国さんは、水曜日は経営員として古書会館に行っているため不在。アルバイトの方に本誌を渡し、しばし店内を徘徊し、『線路工手の唄が聞えた』橋本克彦(JICC出版局)と『秘境ナガ高地探検記』森田勇造(東京新聞出版局)を買い求める。ほくほく。

 その後営業して、直帰。家に帰ると、妻が餃子を焼いてくれと言ってくる。先週末に実家に帰った際に、春日部市民の"おなかの友達"萬来で、冷凍餃子を買ってきていたのだった。

 とりあえず2人前を焼いていると、再開した大学の授業から帰ってきた娘が風呂から上がるなり、「お腹空いた」といって食卓にどかっと座る。ちょうど餃子が焼き上がったのでその前に並べるとすぐに箸を伸ばす。


 残り2人前も焼かなくてはと餃子をフライパンに並べていると、妻が茶碗を持ってご飯をよそいに来る。部活を終えた息子も帰ってきたのかと思ったら、娘がお代わりしたのだという。

 娘を見ると、大きな口を空けて餃子を頬張っている。

 なんだろうか。年頃の娘がご飯をたくさん食べている姿を見ると、なんだか妙にうれしくなる。小さい頃の、無防備だった娘を思い出すからだろうか。これが息子だとどこまで食べるのかお釜の残りが心配になるから不思議だ。

 ふわふわとフライパンと蓋の隙間から漏れる湯気を眺める。

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