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11月21日(月)

 とある書店さんを訪問すると、売上がよくない原因にpaypay等の電子決済を導入していないのもあるかもと悩まれており、導入しているお店ってどんな感じなんですかね?と質問されたのだった。

 私が知っている範囲では、キャンペーン期間中の売上は爆上がりで、まとめ買いやら日頃いらっしゃらないお客様までやってきて、私のような営業は訪問を控えたほうがいいくらいな感じであり、しかもそのポイントバック分の原資は自治体が持ってくれたりするので負担もかからず、多くの書店さんが喜んでいると伝えつつ、もちろん手数料やキャッシュフローの問題もあることをお話し、本の雑誌社でも神保町ブックフェスティバルからキャッシュレス決済を導入し約5%の人が利用したなどと......いったい私は何の営業をしてるんだろうと思わないわけではないけれど力説は止まらないのであった。

 私自身はいまだ電子決済を使ったことがなく、新刊が出たら即買いする作家、黒川博行『連鎖』(中央公論新社)をこの日も現金で購入したのだけれど、休憩で入ったドトールでは4人並んでいたお客さんの私以外はみな電子決済で会計を済ませているのだった。

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