3月23日(木)
雨。
午前中、日本図書普及さんを訪問し、来年度の打ち合わせと本屋大賞20回のご報告。ご提供いただいている副賞の図書カード10万円があってこその本屋大賞なのだった。外堀沿いの桜は7分咲きといったところだが、この雨で散ってしまうのだろうか。
一旦会社に戻り、事務仕事。
午後、スッキリ隊の要請があった練馬へ浜本と本の引き取りに伺う。引っ越し目前のお宅から200冊ほどの本をお預かり。その足で早稲田の古書現世に向かい、お預かりした本を下ろす。
50巻ほどの本があったので、目を揃えているとなぜか47巻がなく、46巻がダブっているではないか。これはどうしたことか?! 揃っているのといないのでは価値がだいぶ違うはず。ひとり激しく落ち込む。
ちょうど店主の向井さんのところへ企画の相談にきていた編集の前田を誘って、がっくり酒を飲む。「どうして47巻がないんだ...」と愚痴とともに生ビールをノドに流しこんでいると、向井さんから連絡が入る。
「47巻はまさかの46巻のカバー剥いたら出てきましたw」
いったいどうしたらそんなことが起きるんだろうか?!これぞまさに『早稲田古本劇場』だ。
急転直下で祝い酒となるが、それにしても古本屋さんというのはそこまで疑い、執念で持って、本を見つけだすものなのだった。酒を飲んで愚痴っているような私はまだまだ古本屋にはなれそうにない。
池袋の三省堂書店さんで、湯本豪一『日本幻獣図説 』(講談社学術文庫)と大石慎三郎『天明の浅間山大噴火 日本のポンペイ・鎌原村発掘』(講談社学術文庫)を購入。