« 前のページ | 次のページ »

9月6日(水)昼めしの問題

 9時半出社。事務の浜田がネットで不正利用の被害にあったと大騒ぎしている。どうにか無事解決したらしくほっとして一日が始まる。

 9月の新刊である『本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎』の案内を作り、書店さんにFAXおよびメール配信。

 その後、晶文社、青土社、創元社、白水社、みすず書房と共同で行なっている読書週間フェアのPOP作りに勤しむ。

 13時過ぎに出来上がったので、キンコーズ神保町店へ出力に行く。その道中、靖国通り沿いの古本屋さんの均一台を物色するのを楽しみにしいていたのだけれど、雨予報のためかどこもビニールシートで覆われており、残念無念。

 約15分の作業で出力終了。会社にカラーコピー機が導入されたものの、厚い紙でのプリントするのは難しく、POP作りの際はどうしてもキンコーズに頼らざる得ない。

 水曜日は昼メシを食べて良い日なので、キンコーズすぐ近くの「たいよう軒」のワンタンメンを目指すもカウンターが埋まっており、方向転換。ならば「神田天丼屋」かと足を向けると、店内いっぱいの行列。これは自分が何腹なのかわからなくなって、ランチ難民になるパターン。週に一度の昼メシデーを無駄にしてはならずと、ひとまず腹の声を聞くために会社に戻ることにする。

 すぐにフェアを始めたいという書店さんが一軒あるとのことで、POPを1セット分切り出し、出荷を司る青土社のエノ氏のところへ持っていく。残念ながらエノ氏は不在だったので、POPを預け、ふらふらと道を歩いていると突然、腹が閃く。おお、ライスカレーの「まんてん」があるではないか。

 というわけで青土社からほど近くにある「まんてん」へ。このお店は私には量が多いので、「カツカレーご飯少なめ」を頼む、が、多くの人は、大盛りを頼んでおり、敗北感を覚えつつ、カツカレーを噛み締める。毎日食せるカレーの最高峰。美味い。

 会社に戻る道すがら古本屋「@ワンダーJB」に立ち寄り、『東北の顔 伝統のこけし ポケットブック』(緑書房)を購入。本誌連載中の浅生ハルミンさんの「こけし始めました」を読んで以来、こけしに興味が湧いているのだった。

 会社に戻り、残りのPOPをひたすら切り出し。すべて切り出し終えたのが16時半で、こちらはフェアの販促物の送付担当社である創元社のMさんにお届けにあがる。歩いて行ける範囲で共同フェアの準備が終わる神保町は、やっぱりすごい。

 仕事を終え、18時に会社を出ると、雨がぽつぽつ落ちてくる。

 家に帰ると、入院している母親から手紙が届いていた。そこには「夢をよく見ます」と綴られていた。いったいどんな夢をみているのだろうか。

« 前のページ | 次のページ »