1月11日(木)未知の世界
介護休暇。
妻にも休んでもらい、10時に実家へ。諸々の荷物を下ろした後、母親がショートステイでお世話になる予定の施設を見学。半年前まで、"ショートステイ"も"デイサービス"も"特養"すら知らなかったのに、一気に介護の世界がやってくる。何かに似ているといえば育児だろうか。人生に未知の世界が一気に押し寄せてくる。
1時間ほどの見学を終えて、新しくなったばかりの春日部市役所へ。クレヨンしんちゃんが迎えてくれる中、高齢者福祉課へ。銀行のように受付カードを発券してもらい、モニターに表示されるまでしばし待つ。かつての狭苦しい市役所が嘘のよう。
補装具の補助金となにやら手当の申請を終えると1時過ぎ。今度は車を走らせ、母親の入院している病院へ。本来であれば面会を予約していたのだけれど、本日よりコロナやインフルエンザの流行により面会制限が出てしまったので、入院費の支払いとソーシャルワーカーと相談のみ。"ソーシャルワーカー"や"ケアマネジャー"というのも半年前までまったく知らぬ未知の世界である。
2時、こんな時こそランチを楽しまねばとせんげん台の「いわたき」でハンバーグを食べる。
3時に実家へ戻り、荷物を整理し、妻から洗濯機の使い方など教わっていると、介護用品のレンタル業社がやってきて、介護ベッドや手すりなどを設置していく。
世の中ほんとにいろんな仕事があるものだ。『13歳のハローワーク』ならぬ、"52歳のハローワーク"となって、その仕事ぶりを見学してしまう。
見慣れた実家が半分病院のようになっていったが、来週からここで母親と暮らすのだった。それは果たしてどんな暮らしになるだろうか。おそらくきっとかけがえのない時間となるだろう。
付き添ってくれた妻に感謝しつつ、帰宅。