2月5日(月)最高取引先様大賞受賞
朝8時40分、介護施設の車が母親を迎えにくる。また月曜日から金曜日の間、ショートステイで過ごしてもらうのだ。母親は嫌がることもなく準備をしている。
そして「二泊三日、大変お世話になりました」と頭を下げられる。またどう答えていいのか一瞬戸惑うも、「お客様、二泊三日ですと2万3800円となります」と返すと、母親は大笑いした。
そういえば私は子ども頃母親のご飯に値段をつけていたことがあったのを思い出す。「今日のハンバーグは目玉焼きがついてるスペシャルだったから980円ね」なんて。それは絶対払うことのない代金だったけれど、母親は「あらまそんなにもらえるの!?」と今日みたいに笑っていた。
曇り空の下、車椅子ごとワゴン車に乗り込み、母親は大きく手を振りながら介護施設に向かっていく。どうしても涙がこぼれ落ちそうになる。
10時半に出社。しばらくすると雨が降り出す。これから雪になり、都心も積もるという天気予報。
「本の雑誌」を印刷製本してくださっている中央精版印刷のTさんから電話があり、明日納品予定だった「本の雑誌」3月号を明日の降雪が心配なので今日納品してもよいか」という確認。翌日の納品に不安を覚えていただけにありがたい限り。
そうこうしているうちにTさんがやってきて、助っ人アルバイトの鈴木くんと雨に濡れぬよう気をつけながら社内に運び込む。
運び終えてしばらくすると雨は雪に変わり、アスファルトを白く染める。Tさんの好判断にら感謝。2024年本の雑誌社最高取引先様大賞受賞間違いなし。
定期購読者さん分の「本の雑誌」が無事届いたことに胸を撫で下ろし、早速ツメツメハリハリ作業に勤しむも、窓から見える雪の振り方が半端なく、こうなると通勤で利用している武蔵野線の運行状況が心配になってくる。
「いつまでもあると思うな武蔵野線」
止まったらジ・エンド。私は一瞬で帰宅困難者になってしまうのだった。
というわけで早上がりさせていただき、無事帰宅。わが東浦和はすでに雪が積もり始めていた。
3日ぶりの自宅に帰り、雪景色を見ながらしばしぼーっとする。(武蔵野線は終日止まらずに運行しました。ありがとう武蔵野線)