2月8日(木)路上の乱闘事件
9時半出社。
午前中、企画会議。企画というものは自身の内側から湧いてくるなんてことは10にひとつもなく、ほとんどが人と会い、その会話からもたらされるものなのだった。
一昨日まで考えていたものをすべてなかったものとし、昨日の飲み会で盛り上がったネタを特集とする。
昼、外を見ていた浜田が、「あの人、包丁持ってませんか?」と声をあげ、窓を開けてみると、なんと道路の真ん中で包丁を持った男とモップを持った男が対峙しているではないか。
どうやら我が社のビルの下にある中華料理屋の店員同士がケンカしているようなのだが冗談抜きで片方はモップで人を叩き、片方は包丁を振り回しているのだった。
我々は五階から覗いているからまだ身の危険はないものの、彼らを取り巻くように(といっても20メートルほど離れて)、様子を伺っている人も多数いる。
果たしてどうなるのかと思っていると電話が鳴り、その応対をしているうちにどうやらケンカはおさまり、しばらくするとサイレンを鳴らしたパトカーが多数やってきたのだった。
これで一件落着のはずなのだが、その後Yahoo!ニュースに掲載されるわけでもなく、SNSを検索しても何も出てこず、真相はまったくわからず。しかし映画の撮影ではないはずで、いったいなんだったろうも悶々としながら業務に戻る。
午後は、『古本屋台2』の見本が出来てきたので、初回注文の〆作業に勤しむ。
その間に大山顕さんが来社され、浜本と『マンションポエム東京論』の書籍化の打ち合わせ。楽しみ。
夜、とある版元の営業マンと小川町の「はなび」に飲みに行き情報交換。気楽に飲めるので最近のお気に入り。〆に肉汁うどんを食べ、熊本で行方不明となっていた服部文祥さんの愛犬ナツが無事見つかったとの書き込みを見て、涙あふれる。よかった。