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4月10日(水)第21回本屋大賞

朝、9時半に信濃町の明治記念館へ。今日は第21回本屋大賞の発表会なのだった。晴天。それだけでうれしいのに、なんだか今日は朝からワクワクが止まらない。一年に一日、こういう日があるのはいいもんだ。要するにお祭りなのだった。

10時には実行委員会の面々とお手伝いを名乗りでてくださった各地の書店員さんがやって来て、発表会の準備に取り掛かる。

ほとんど学校の文化祭や体育祭のノリなのだけれど、適材適所というかそれぞれプロフェッショナルなのでは?と疑うほどの才能を隠し持っており、チーフというポジションを与えられた私は何もすることがなく、受付に座ってそれを眺めているのだった。おそらく私の適材適所は22年前に有志実行委員を集めたところだったのだろう。

大賞受賞作家に翻訳部門の著者、翻訳家、超発掘本の作家と続々と来場され、会場内ではリハーサルが執り行われ、準備万端、滞りなく第21回本屋大賞は発表となった。

私はわりと共同作業が苦手というか、なんでも一人でできると考えがちな人間なのだが、本屋大賞というものに関わったことで、一人でできないことがたくさんの人の協力のもとで、素晴らしく花開くことが可能になると教わったのだった。

本屋大賞がなかったら私はどうなっていただろうか。

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