5月24日(金)本屋Title
荻窪駅からてくてく歩いて、本屋Titleさんを訪問。店主の辻山さんが日本各地の本屋と対話した新刊『しぶとい十人の本屋』(朝日出版社)を先行発売で購入する。
この春、本の雑誌社に転職してきた編集の近藤は、「自分が作った本をTitleに並べてもらうのが夢なんです」と話していたけれど、そういう編集者は今、たくさんいることだろう。
今日、Titleさんに行って、入り口の平台を見ると、そこには成瀬も変な家も東野圭吾も心に効く美容もなかった。それなのに、いやそれだからこそ、金曜日の午後に関わらず、お客さんが5人も居て、みな本を手に棚と真剣に会話しているのだった。
ベストセラーという価値観ではなく、世の中に必要だと思われる本を並べ、これだけのお客さんを惹きつけ、編集者に目標とされるお店を作った辻山さんはすごい。