5月30日(木)第2稿
朝4時に目覚める。といっても毎日4時に起きているのだが。
枕元に置いているスマホを手にぼんやりとメールチェックをすると、高野秀行さんから新作『クレイジー酒ジャーニー』の第二稿が届いていた。昨夜、書き上げたので明朝送ると連絡いただいていたのだが、まさかもう届いているとは。
早速起き出し、読み始めること3時間半。最後の一行を読み終えたときには、あまりに素晴らしい原稿を前に涙が止まらなくなる。
ひと月ほど前に初稿が届き、それはそれで楽しく読めるものだったのだけど、一切妥協せずここまでブラッシュアップされた高野さんの能力と執念にひれ伏す。
高野さんにお礼と感想のメールを送るとすぐに折り返しの電話をいただき、改めて感想を伝える。
うれしさとともに大きなプレッシャーを背負う。
始業10時ギリギリに出社。高野さんの原稿をインデザインで棒組にしてプリントアウト。一部を高野さんに送り、もう一部は手元に残し熟読す。
さらに書店さんより依頼のあったさまざま販促パネルをインデザインで作成。もはや営業の仕事の一番は、販促物作成かもしれない。
仕事がパンクしたので、新人編集の近藤に助けを求める。新人とはいえ大ベテランなので、あっという間に片付けてくれる。
夜、K出版社のHさん、S事務所のTさんとランチョンで食事。