5月31日(金)表現物
坪内祐三『日記から 50人、50の「その時」』の色校が出たので、デザイナーの松本さんのところに持参する。
カバーに写る坪内さんの原稿はなぜこの原稿を選んだのかなど聞いていると、著者が記したテキストから、編集者はもちろんデザイナーも共に考え、ひとつの「本」という表現物になっていく様が大変に面白い。もちろんそこには用紙や判型などさまざまな要素が加わるわけで、ひとつとして同じ本はないわけだ。
帰路、古書現世の向井さんから私の好きそうな探検ものの古本が入ったとの連絡があり、早稲田で途中下車。しかし気づけば新宿の穴場ランチ情報の話となり、格安激ウマステーキ屋さんを紹介いただく。
夕刻、会社に戻り、デスクワーク。三省堂書店に寄り、山室寛之『2004年のプロ野球』(新潮社)を買って帰宅する。