6月11日(火)けんごさん
午後、DRUM UPの中野さんと内田さんが、『けんごの小説紹介』(KADOKAWA)のけんごさんとともに来社する。しばしお話。
思うに、けんごさんは本を紹介する新たな回路を開発した発明家なのではないだろうか。
Tictokの動画はもちろん、Instagramでも文章を綴るのではなくフリップ芸のように画面をスライドさせて本を紹介する技を開発したのは、本当にびっくりしたのだった。
よくいうイノベーションは内側から起きないというのと同じで、これまで本の紹介というのは、たくさんの本を読んできた人が本を紹介することで、本を読む習慣のある人に影響を与えてきたわけだ。
しかしけんごさんは、人が本を読みたくなる方法を編み出し、本を読んでいない人に本を読みたくさせる影響力を培ったのだった。こんな魔法をかけられるのは、これまでジャニーズしかいなかったのではなかろうか。
そういう意味では50年前に「本の雑誌」を発明した目黒さんに通じるものがあり、もしや"令和の目黒考二?"と思ったのだが、「爽やかさがまるで違う!」と事務の浜田に全否定されたのだった。