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7月22日(月)足元過ぎれば痛さを忘れる

  • 癲狂院日乗
  • 『癲狂院日乗』
    車谷 長吉
    新書館
    2,860円(税込)
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  • 私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月
  • 『私はヤギになりたい ヤギ飼い十二カ月』
    内澤 旬子
    山と渓谷社
    1,980円(税込)
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5時半起床。こんなに寝たのは久しぶり。Z世代の娘から、「今日も会社にいくの?」と驚かれるが、まあ、行くのだろう。

朝から30度越えのなか出社。会社にたどり着くだけで本日終了の札を下げたくなる。

ごくごくと水を飲み、痛風に汗かきはよくないのだど思っていたら、『痛風の朝』のデザインをしてくれた小林渡さんから足が腫れた写真と「ついに痛風になってしまいました」というメッセージが届く。

これで親友から痛友になれたと喜んでいたら、なんと『北緯66.6°』の森山伸也さんからも「痛さに悶絶しています」と、やはり痛風発症の報告が届く。激暑は痛風を呼ぶのか。痛友が増えてうれしい、なんて言っていると自分も発症するので偉そうにアドバイスをして心配のフリをする。

昼、神楽坂の「アズーリ」にて、内澤旬子さん、地方小出版流通センターの畠中さんとランチ。お二人は旧知の仲なので、会話が弾む。

内澤さんと神保町へ。内澤さんが8月に新刊『私はヤギになりたい』を刊行する山と渓谷社に行くというので、山と渓谷社までご案内する。その後、会社に戻ろうとしたところ、椎名誠事務所の渡利さんが交差点に立っており、思わず声をかける。

椎名さんが更級日記千年紀文学賞の選考会議で学士会館に来ており、その会合の合間に椎名さんから預かったフロッピーディスクを、本の雑誌社に届けてくださったらしい。人間添付ファイル。椎名さんの最近の様子を伺い、道端でお別れ。

夜、新宿御苑の「大衆酒場 鳥の素揚げ ほしの本店」にて、古書現生の向井透史さんと仲良き出版社で酒を飲む。プロレス好きが3人おり、なんの会話をしていても気づけばプロレスの話になっているという、プロレスバミューダトライアングルもしくはプロレスブラックホールに吸い込まれて行く。

帰り際、向井さんから「出版関係者が4人いて、一切出版に関する話が出ないとは何事だ!」とたいそう褒められるが、「芳賀書店さんもこの激暑でお客さんが少ないらしい。エロが無理ならもう無理だ」という非常に尊い話を伺ったのだった。

ゲリラ豪雨と雷。

東京堂書店さんで車谷長吉『癲狂院日乗』(新書館)を購入した。

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