« 前のページ | 次のページ »

9月22日(日)石橋毅史『本屋な日々 青春篇』

  • 本屋な日々 青春篇
  • 『本屋な日々 青春篇』
    石橋毅史
    トランスビュー
    1,980円(税込)
  • 商品を購入する
    Amazon
    HMV&BOOKS

昨日までの暑さはどこに行ったのか一気に秋らしくなる。ときおり雨がぱらつくなか、朝6時にランニングにでる。

1月19日からはじめた母親の週末実家介護生活以来、初めて日曜日を自宅で過ごす。昨日、お茶丸広場ブックマーケットがあったため母親を施設に預けたままなのだ。今日と明日は半年ぶりに訪れた私の休日だ。10キロ走るつもりが、15キロに伸びた。

走ってる間、何度も母親の顔が浮かぶ。今日迎えに行って、火曜日にまた預けることもできたのだ。

私はそれをしなかった。

8時前、帰宅し、シャワー浴びる。

昼、ヤオコーで買ってきた弁当を肴に、サッポロ黒ラベル1本。

お茶丸広場ブックマーケットで買ってきた石橋毅史『本屋な日々 青春篇』(トランスビュー)を読む。

『「本屋」は死なない』を書き終えた石橋さんは、その後何を書くべきか、本屋をどう記すべきか悩みながら、長谷川書店の長谷川さん、BOOKS昭和堂の木下さん、シマウマ書房の鈴木さん、春光堂書店の宮川さん、北書店の佐藤さん、伊野尾書店の伊野尾さん、本は人生のおやつです!!の坂上さん、ヴィレッジヴァンガードの花田さん、岩波ブックセンターの柴田さん、市場の古本屋ウララの宇田さん、うさぎ堂の伊達さんと日本各地の書店員をめぐる。

この本なのかで、2011年に刊行された石橋さんの前著である『「本屋」は死なない』で、ひぐらし文庫の原田さんが漏らした

「情熱を捨てられずに始める小さな本屋。
 それが全国に千店できたら、世の中は変わる。」

という言葉が何度か記される。

それはまさに全国各地に大手取次を介さない本屋が生まれている今なのだが、果たして世の中はどう変わったのだろうか。

石橋さんに、それをまた旅して書いて欲しいと思った。

いや、その「全国に千店できたら、世の中は変わ」った姿に関しては、スタジオジブリが刊行する「熱風」2024年9月号で、津野海太郎さんと辻山良雄さんが「
書く人と読む人、そして本屋のありようが変わってきた」と題して対談しているのだった。

« 前のページ | 次のページ »