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1月21日(火)システムが人間を破壊する

アルバイトの鈴木くんと手分けをし、高野秀行著『酒を主食とする人々』を60冊持って、ジュンク堂書店池袋本店さんへ。昨日持って行ったのは事前にサインした本であり、今日はまだサインしていない本をお届けし、今日これにジュンク堂にて高野さんにサインしてもらうのだった。

1時半に高野さんがやってきて、事務所の机を借りてサイン。担当のAさんが熱烈な高野さんのファンでとても楽しい。

サイン終えると高野さんともども会社に戻り、果たしてここで待っていたのはそびえ立つ『酒を主食とする人々』山脈。その数、なんと700冊にサインしていただくのだった。

前回350冊サインしていただくのに3時間要したので、同じようにやっていると6時間かかってしまう。それではサインし終えるのに8時、9時を回ってしまうということで、本を開いて渡す人(鈴木)、受け取りハンコを押して合紙を入れる人(杉江)、サイン本の帯を巻いて箱に詰める人(浜田)と世界のTOYOTAのカンバン方式も驚く生産ラインを組み、高野さんにはサインすることだけに徹してもらうことにした。

ところがこれが逆に高野さんの負担を増やし、ただやみくもにサインするだけをしていたところ、200冊を超えたところで右手首が悲鳴をあげてしまう。高野さん思わず、「システムが人間を破壊する!」と叫んだのだった。

それ以降、いったん腰をかがめるなど無駄な動きも取り入れ、人間的営みでサインを続け、どうにか7時前に700冊をサインを終える。

これで高野さんには、先日と合わせて1050冊+ジュンク堂書店さんで100冊で合計1150冊にサインしていただいたこととなる。気づけば大変な負担を強いたわけで、高野さんの右腕が再起不能とならず本当によかった。

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