1月23日(木)胸襟をひらく
午前中、前ナビプラ神保町編集部のMさん来社。神保町の楽しい話を伺う。
昼、小学館のTさんが、北村浩子さんのできたばかりの新刊『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館新書)を持ってやってくる。楽しそうに自身が作った本の話をされ、おまけにいただいた本にはさらに愛情たっぷりの手紙が添えられており、編集者たるものこうでなければと多くを学ぶ。
午後、『本屋、ひらく』を読んだとある団体の人が、書店と出版の現状を知りたいとなぜか私のところにやってくる。私の話を聞いてもなんの役にも立たないだろうと、掛川の高久書店さんはじめ実直に商売をされている本屋さんや人を紹介し、そちらで話を伺うようアドバイスする。
帰り際に「勇気をもって電話して良かったです。こんな初対面で胸襟開いてお話いただけるなんて本当にありがとうございます」と頭を下げられるが、人間関係というものは胸襟を開かないと相手も開かないのだった。それでも開かなければ、こちらも閉ざせばいいわけで、これは営業で教わった大切なことだ。
夜、お茶の水の丸善さんに寄って
神野知恵『旅するカミサマ、迎える人々 伊勢大神楽と「家廻り芸能」』(大阪大学出版会)
織田淳太郎『知的障害者施設 潜入記』(光文社新書)
NHKスペシャル取材班『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』(NHK出版新書)
砂原浩太朗『雫峠』(講談社)
を購入する。