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7月28日(月)熱

週末介護を終え、春日部から出社。

昨日メールで注文いただいた『マンションポエム東京論』50冊を持って、丸善丸の内本店さんへ納品にあがる。『マンションポエム東京論』は一冊450グラムなので合計23キロ。両手に18冊ずつ、肩に14冊を振り分け、歩き、階段を降り、電車に乗り、エスカレーターを上がり、電車を乗り換え、階段を登り、歩き、エレベーターで降りて、仕入まで届けにいく。


営業の仕事は、熱を冷まさないことだと思っている。

書店員さんが最も本を売りたいと思った瞬間は本を注文したときだろう。
売りたいから注文するのだ。
その思い(熱)は、時間が経てば経つほど冷めてしまう。

だから私は熱が冷めないよう、できるかぎり本を持っていく。

またそれは書店員さんだけの話ではない。
そもそもの本は、著者と編集者の熱によってできている。

その熱を冷まさないように営業は書店員さんや読者に届けなければならない。

もちろん時には営業自らも熱を発しなければならない。

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