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9月17日(水)首タオル

9時に出社。今日は終日集中し、積み重なっているデスクワークに取り組むと決める。

まずは神戸市がはじめた「みんなの本屋講座」というもので講演する矢部潤子さんのレジメ作り。これまで矢部さんとはあちこちで講演してきたけれど、それは現役の書店員さんや出版社の人が相手であった。しかし今度の受講者はこれから本屋を開けようという人が多数のようで、そうなると語るべき内容が変わってくるため、一から練り直す。昼までに作り終え、矢部さんに確認してもらう。

ふらふらと昼食に出かけると白山通りを青土社のエノ氏がやってくる。エノ氏もランチ難民らしく、一緒に蕎麦屋に入り、よもやま話。エノ氏は日本出版学会というのに所属し、出版フィールドワークプロジェクトというのを立ち上げ、自慢話でない、ささやかな、それでいて残すべき出版の話をインタビューして歩いているのだった。素晴らしい試み。

午後は伊野尾書店の伊野尾さんから単行本用に書き下ろしていただいた原稿を改めて読む。

ハンコ屋さんに注文していたハンコを取りに行った事務の浜田が、「浜田さんが首にタオル巻いてるとなんだかおしゃれに見えますね!と褒められた」とまるで中尾彬かのように喜んで帰ってくる。

6月からずっと首にタオルを巻いている浜田は、以前首にタオルを巻いて出かける目黒さんに、「首にタオルを巻いたまま甲州街道を渡らないでください!」と叱っていたのだ。

その浜田が今、首にタオルを巻いたまますずらん通りを闊歩し、靖国通りや白山通りも堂々と渡っている。

もしかすると目黒さんも笹塚のファーストキッチンの人から、「目黒さんが首にタオルを巻いているとなんだかおしゃれに見えますね」と言われていたのかもしれない。

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