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10月8日(水)バス旅

日の出前に家を出、始発2本目の電車に乗って、南船橋を経由し蘇我駅にたどり着く。いつか来た駅と思ったらジェフのスタジアムがあるところで、駅の改札は真っ黄色だった。

しかし本日はサッカー観戦ではなく、移動はまだ半分にも達していない。

ここから高速バスに乗車するのだが、そのバス停が見つからない。事前にYahoo!の路線情報で調べたところ蘇我駅というバス停から南総里見号という高速バスに乗れるはずなのだが、駅ロータリーに立つバス停にはその文字がない。発車時刻は刻一刻と迫っており、気分はまさにバス旅のリーダー太川陽介である。

藁をもすがる想いで、ちょうどロータリーに入ってきた同じ会社のバスを運転するドライバーに尋ねるも、「僕もイレギュラーで今日初めて蘇我駅に来たのでわかりません」と謝られ万事休す。

本来はここからバスで2時間ほど先にある千倉という外房の町までいき、イラストレーターの信濃八太郎さんと落ち合い、とある旅館の社長さんにインタビューする予定なのだ。

もしここでバスに乗れず別の方法をとったら一時間も二時間も遅刻ということになるだろう。そうなればインタビューは録り終えている頃だ。

嗚呼、まさかバス停が見つからないなんて落とし穴があるだなんて。信濃さんすみません。初めての取材だというのに申し訳ございません。

と電話帳から信濃さんのアドレスを探しつつ、最後の頼みの綱であるGoogle先生で「蘇我駅 高速バス 乗り場」と検索し、さらに画像検索してみると、南総里見号のバス停が写しだされた。

あるのだ! 実在するのだ! どこかにあるのだ!

その画像が載っているプログに移動するとこんな文章が記されているではないか。

「バス停には蘇我駅となっていますが・・・駅からは離れています。歩いて約4~5分位でしょうか。どちらかと言えば、"蘇我駅前"とか"蘇我駅前大通り"の方がいいんじゃないかと思いました・・・。」

そしてさらに地図のようなもを見つけると、確かに駅前からまっすぐ伸びる道にバス停が表示されていた。

ここか!?

慌てて走ること数分で、南総里見号のバス停を発見する。そしてすぐにバスがやってきて無事乗車できたのだった。

朝9時、千倉駅に到着し、信濃八太郎さんと無事落ち合え、取材も滞りなく進んだ。安西水丸さんの愛する「SAND CAFE」にて、さざえカレーを食す。帰りは東京駅行きのバスに乗る。

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