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10月10日(金)大阪の新しい本屋さん

東京駅10:09発のぞみ329号に乗車し、12:21分インバウンドでごった返す京都駅で下車。本の雑誌の関西プロモーターでもある140Bの青木さんの車に乗り込み、一路大阪を目指す。

まず訪れたのはあべのに今年の3月にオープンした「本屋 亜笠不文律」さんであった。そのお店はいわゆる昨今オープンしている独立書店とはことなり、まさしく町の本屋さんだ。雑誌、コミック、文庫、そしてもちろん単行本もあり、さらに二階にはカフェや古本もあって、ここに来たら半日くらい過ごせるのではなかろうかという楽しさがつまった本屋さんであった。

続いて訪問したのは、本町から駒川へ10月に移転したばかりの「toi books」さんだ。この場所にはかつて本のお店スタントンさんがあったのだが、その後に引っ越してきたわけだ。

本町のお店はぎゅっと凝縮された売り場だったけれど、駒川のお店は大変広々としており、店主の磯上さん曰く「お客さんがすれ違えるようになりました」と話すとおり、ゆったり本が選べる大変居心地のよい売り場になっている。

そしてそして最後に訪れたのが、大阪阿倍野・河堀口の「BOOK'N BOOTH」さんである。

こちらのお店は元ジュンク堂書店の方々が今年の8月にオープンしたお店で、そのオーナーでもあるNさんとは去年のちょうど今頃食事をし、社労士になった今も毎日のように本屋で働き棚差している夢を見るという話を伺っていたのだった。

そんな本屋を想っているのだったら絶対始めた方がいいと、『本屋、ひらく』を送ったりしていたのだけれど、まさかそれからたった10ヶ月で本屋をオープンさせるとは......。すごい行動力であり、それだけ本屋と本屋という仕事を愛しているということだろう。

夕方の店内には次々と小学生がやってくる。絵本や児童書を小さな椅子に座って読み耽る子もいれば、手を繋いだ姉妹がおばあちゃんに幼年誌を買ってもらっていたりする。

その本や雑誌は、日中は社労士として忙しく働くNさんが、朝出社してすぐに棚差したものだ。

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