11月1日(土)本の産直市at伊野尾書店
朝9時に中井の伊野尾書店さんに集合し、17社の出版社の人たちと軒先に机を並べ本を売る。180センチの長机を白水社と半分こし、そこが本日の本の雑誌社の本屋だ。
昼過ぎから大変な人出となり、外だけでなく伊野尾書店の店内もお客さんでいっぱいになっている。
このお店が来年3月に閉店するなんて信じられない。
「ハレの日しか売れない」というのはここ数年書店さんから聞こえてくる言葉だ。たしかに神保町ブックフェスティバルやBOOK MARKETの売上は年々増えているのに、日常の書店さんの売上が前年を超えることはほとんどない。「本を買う」という行為がイベントになってしまっているのだろう。
小さなスペースでお客さんに本を薦めながら、しかし今はなんだっていいと思った。
どんなときでも本を買ってくれさえすれば、本を読んでくれさえすれば、それでいいと思った。
一冊の本に出会えれば、本を買い、読むという行為は日常になるのだから。
そしてなにより伊野尾書店の売上になるならそれでいいのだ。





