« 前のページ | 次のページ »

11月27日(木)ガッツポーズ

立石書店の岡島さんとスッキリ隊出動。最近はこの精鋭部隊2名による出動が多く、おそらく家族を除いて一番長い時間一緒にいるのは岡島さんだろう。

車の中ではバカ話に花を咲かせるが、本の整理を希望するお客様のところに着いた瞬間から私は完全に丁稚となり、岡島さんの指示に従い身体を動かすのだった。

本日は前回の続きのお宅で、岡島さんが縛った約2500冊の本をマンションの3階から台車に積んで運び出し、車に積み込む。

単に車に積むといってもこれはバランスがよくなければ崩れてしまい、さらに隙間なく積むことによって載せられる本の量も変わってくるのだった。

基本的には文庫、新書、四六判、菊判(A5判)と同じ判型の本が同じ長さで縛られているのだからそれを積んでいけばぴったり収まるのだが、ここに大判などが入ってくるから難しいのだ。

しかも大判の縛りは長さがなく、たいてい10センチくらいのブロック状となる。この組み合わせをうまく考え、さらに車の幅も見当しつつ、隙間をなくすように積み込まなければならない。もちろん時間をかけてはならぬのだ。

あまりに私が上手く積むものだからもはや岡島さんがわざわざ褒めることはない。ただ縛っている最中に「杉江さんが早すぎて縛りが間に合わねえなあ」とぼやいたのと、古書会館に向かう車中に「結構詰めたなあ。あと一回で済むかも」と呟いたときには、心の中でガッツポーズをしたのだった。

« 前のページ | 次のページ »