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12月9日(火)胃カメラ

午前中、出版健保に出頭し、人生初の胃カメラ。この5年ほど健康診断の際にバリウムを断っており、そろそろきちんと検査しておいいたほうがいいだろうと自首したのであった。

前の晩に眠れぬほど緊張したのだが、するするすると通された胃カメラは無味無臭で、これは大嫌いな寿司や刺身を飲み込むよりずっと楽。ときおりゲップが出てしまう以外は意外と耐えられるものだった。

すぐに診察となり、モニターでわが胃を見ながらお医者さんに説明される。てっきり日ごろのストレスからいくつもの自然治癒した潰瘍の跡があるかと思いきやポリープがひとつあるもののそれは良性とのことで、念のためピロリ菌の検査を受けることとなる。

ここ数年あちこちで聞いていたピロリ菌がついに私の人生に登場した。いったいどんな菌なのか興味津々だったが、小水をとり30分後に判明したところわが体内には残念ながらピロリ菌は不在であった。

夜、千代田図書館の会議室にて、青土社のエノ氏が取り組んでいる出版フィールドワークプロジェクトというののインタビューを受ける。

本屋大賞以外のことで話を聞かれるのは初めてのことで、20歳以上年下の人たちから次々と質問を受ける様子は、まるで取り調べのようであり、2時間に渡るの尋問の結果、ついに「私は30年間ろくに仕事をせず、隙さえあればサボっておりました」と完オチしてしまう。

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