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2月15日(日)ゆっくり歩く

  • 本を読めなくなった人たち-コスパとテキストメディアをめぐる現在形 (中公新書ラクレ 861)
  • 『本を読めなくなった人たち-コスパとテキストメディアをめぐる現在形 (中公新書ラクレ 861)』
    稲田 豊史
    中央公論新社
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春の陽気。母親の車椅子を押して、父親の墓参りと散歩にでかける。

墓参りでは山門に車椅子を止め、父親のお墓まで約50メートルを杖をついて歩かせている。

いつ転んでもいいよう母親の隣を同じ歩調で進んでいるのだけれど、かつては母親の歩みの遅さに苛立ちを覚えたりしていた。

しかし気づけば母親と同じ歩幅で、ときおり桜のつぼみを眺めながら、そして空の青さに吸い込まれそうになりつつ、歩くことに一切心の波風が立たなくなっている。

車椅子を押す歩みも退院当初の頃から比べたら相当ゆっくりになっている。

稲田豊史『本を読めなくなった人たち』(中公新書ラクレ)を読む。刺激にあふれすぎており、付箋だらけになってしまった。四半世紀前に刊行され大変話題となり物議を醸した名著、佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』のアンサー本なのかもしれないと思った。

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