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2月27日(金)教科書

毎年恒例、西荻窪今野書店さんでの教科書販売のお手伝い。さすがに私も54歳となり、果たしてあの重労働に耐えられるだろうかと一抹の不安を覚える。が、気づけばトラックの荷台に乗り、満載に教科書を積み、また積んだ教科書を下ろしている。

全身から汗。まさしく滝のような汗が流れ落ちる。上着を脱ぎ、トレーナーを丸め、2月の寒む空の下、Tシャツになって、体内から発する熱を冷やす。

どんなに身体が悲鳴をあげてもいつかは終わる、その一点に集中して、全身の筋肉に力を入れる。そして荒い息とともにそのときがやってくる。腰を屈めて持ち上げ、数歩歩いて、最後のダンボールを下ろす。

ファイルを片手に搬入のチェックをしていた今野さんが声をかけてくる。

「杉江くんに来てもらって助かったよ」

まだ、できた。来年もできる、だろう。

夜、三鷹のユニテさんにて『本をひらく』刊行記念で大森皓太さんとトーク。あれだけ手紙を交わしてもまだまだ目を見開く言葉を聞く。

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