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5月3日(日)カレンダー

母親がじーっとカレンダーを見つめている。日付も曜日の感覚もなかろうにと思うのだけれど、こういうときはなぜか頭がすっきり冴え渡っており、今週がゴールデンウィークであることをしっかり認識している。

母親の発する「水曜日まで休みなのね」という言葉の裏には「水曜日まで自分は自宅にいれるはず」という想いが込められており、それを否定することになる私の心を深くえぐってくる。

「おれは仕事だよ」と嘘をつくと(文学フリマに出店するから嘘でもないのだが)、「じゃあ私はここで一人で留守番してればいいのね」と、できもしないことを言われ、さらに深く心をえぐられる。

深呼吸をひとつして、母親の顔を見ずに「明日は朝、介護の車が迎えにくるよ」と伝える。

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