5月16日(土)ウツノミヤブックライツ
7時37分大宮発やまびこ123号に乗車し、宇都宮に8時着くと、すでに主催者のうさぎやの人たちが、駅前の広場に机やテントを並べていた。トラックから降ろしているテントのおもりはひとつ20キロもあり、みなさん首に巻いたタオルで汗を拭いながら、一致団結して準備にあたっている。
本のために、本を求める人のために、こうして文字通り汗を流している人たちがいるおかげで、本を届けることができるのだ。あわてて広場に向かい、設営のお手伝いをする。
イベント開始の11時前からたくさんの人がやってきて、各ブースで本を手に取られる。ウツノミヤブックライツは2019年に宇都宮二荒山神社の前で開催され、その後コロナによる中断があり、こうしてやっと2回目の開催となったのだった。
その7年の月日の間にずいぶんと本をめぐる環境が変わったことを思い知る。以前はZINEのブースなどなかったし、こんなに早くからお客さんが来ることもなかった。本のイベントが一般的になり、ZINEが隆盛を極めていることの象徴のようだ。
感慨深くイベントを見つめていると、「宇都宮によく来てくださいました」と声をかけてくださる「本の雑誌」の読者の方がお見えになり、いつものことながら胸がいっぱいになる。
ただ、雑誌を作っている会社なのだ。しかも私は、椎名誠でもなく目黒考二でもなく一介のスタッフでしかない。それなのにこうして愛着を持って接していただけることに、どう答えたらいいのかわからないほど感動と感謝を覚える。
雑誌って、本て、なんなんだろうなと考えているうちに楽しいお祭りは終わる。





