『立体交差』

ジャンクション

著者:大山顕

定価2750円(税込)

2019年2月13日発売

昼も。夜も。工事中も。大山顕が追い続けるジャンクションここに集結。

 

 高度成長期から急激に建設され、いまなお増殖を続ける高速道路網。巨大コンクリート建造物を愛してやまない大山顕が、その脚元から迫ります。自在なジャンクション/インターチェンジの姿を歩きに歩いて厳選。「これぞ!」な姿を捉えました。首都高を始め、関西、東海、九州などのジャンクション/インターチェンジにレアな工事中の風景(久喜白岡、横浜など)まで。最新撮り下ろし作品多数。

 巻末書き下ろし『立体交差論』は、生麦事件を「避けられたかもしれない交通事故」と捉え、高速道路の風景から都市を読む著者渾身の論考です。


※令和元年度土木学会出版文化賞を受賞しました!

https://www.webdoku.jp/newshz/zasshi/2020/05/14/174047.html 

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[受賞のことば]

 ぼくが賞をもらうのは、これが初めてのことです。その初めてが土木学会から、というのはたいへんうれしい。2005年に立体交差の写真を撮り始め、2007年に写真集『ジャンクション』を出版しました。以来、道路会社や建設会社、自治体などからお招き頂き、全国のさまざまな現場を見せて頂いた、その集大成がこの『立体交差』です。この15年間、ずっと土木の設計・施工・管理・研究に携わる方々への尊敬を抱き続けてきました。
 言うまでもなく、ぼくらが安心して暮らしていけるのはみなさんと先人の方々のおかげです。ほんとうに尊い仕事です。この一冊は、いわば彼らへのささやかな感謝の意として作りました。なのにそのみなさんから賞を頂いてしまうとは。また何かお返しをしなければならないですね。
 土木に携わるみなさん、今後ともよろしくお願いいたします。そして、どうか御安全に。

2020年5月14日 大山顕

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■判型菊判変型並製(19cmx 22cm) ■228ページ(カラー192ページ、モノクロ32ページ)

■著者プロフィール

大山顕(おおやま けん)

フォトグラファー、ライター、1972年埼玉県生まれ、千葉県船橋に育つ。千葉大学工学部修士課程修了後、松下電器産業(現・パナソニック)シンクタンク部門を経て、独立、フリーに。最寄りは神奈川県・大師ジャンクション。団地、工場、高架下建築、マンションポエムに写真論など、自在なテーマでフィールドワークに邁進。主な著書に『ジャンクション』『工場萌え』『団地の見究』などがある。

■目次

収録一覧: 一ノ橋JCT/清水いはらIC/竹橋JCT/堀切JCT/小菅入口/加平第2ランプ/天保山JCT/久喜白岡JCT/あきる野IC/八王子JCT/新清水JCT/からと東出入口/箱崎JCT/月隈JCT/東雲JCT/五社出入口/岩黒島島民出入口/与島島民出入口/櫃石島島民出入口/東大阪JCT/渋谷駅東口/りんくうJCT/川崎浮島JCT/大谷JCT/横浜北トンネルの子安台側・建設中/大橋JCT・工事中/山手トンネル 松美坂立坑・建設中/山手トンネルの大井JCTそば・建設中/山手トンネルをシールドマシンで掘っていったところ・建設中/横浜北線新横浜立坑(現新横浜出入り口)・建設中/生麦JCT/大黒JCT/東池袋出入口付近/阿波座JCT/北港JCT/西新宿JCT/六甲アイランド北出入口/清洲JCT/大師JCT/助松JCT/葛西JCT/仁保JCT/久御山JCT/大山崎JCT/茅ヶ崎海岸出入口/有明JCT/江戸橋JCT/日本橋川から江戸橋出入口方面を見る/常盤橋/神田橋JCT近く/横羽線下・子安付近/浜崎橋JCT/千鳥橋JCT/両国JCT /みえ川越IC/貝塚JCT/北九州JCT/東港JCT/上社JCT/常盤橋交差点近く/三郷JCT/晴海大橋南詰交差点付近から建設中の首都高速10号晴海線を眺める/海老名JCT/茅ヶ崎JCT/海老名南JCT/日本橋川から日本橋を眺める
立体交差論

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