『古書古書話』

著者:荻原魚雷

定価2376円(税込)

2019年3月20日発売

古本文学たっぷり。

 

獲れ獲れピチピチの
新鮮な古本ネタで勝負だ

一冊の本は無限の本につながっている。
つながっているのは本だけではない。
文学、実用書、漫画、音楽、将棋、野球、釣り、家事。
ジャンルはちがっても掘り下げていけば、
かならずどこかでつながる。
人が歩いた後に道ができるように読書の後にも道ができる。
(あとがきより)

本の数だけ世界は広がる。
人を知り、人生は深まる。
均一台も希覯本もおまかせ。
古本処世の達人が読み歩く
しあわせな読書エッセイ。

■四六判並製 ■464ページ

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【目次】

〈2008〉困った時の横井庄一/セントーとフロシキ/タマキング探し/古本の大予言/スポーツと恋愛/くる日もくる日も/シャボテンと人間/平野威馬雄の降霊会/旅のおともに『ミスコショ』/どケチのすすめ/シェー!!の自叙伝/ねてる間に金をもうける
〈2009〉四畳半から宇宙へ/つかこうへいインタビュー/淳之介流恋愛作法/モノの値段の話/古本ライター事始/センザンコウと「精神の鎧」/本の利殖は可能か/ウォーク・ドント・ラン/古本の甲子園/書庫書庫話/人生二倍の活用法/フォーティー・クライシス
〈2010〉一箱古本市に行こう/家事今昔物語/なんでもやってやろう/ユーモア・スケッチの世界/見るもの食うもの愛するもの/国際人クニ・マツオ/叡山電車の古本市/開高健ごぞんじの小話/昭和十九年、ある青年の日記
〈2011〉落第名士たちの回想/パーキンソンの教訓/百年前の日本人の予言/インドを語る/その時、本棚は動いた/SMに市民権を与えた作家/ピルロニスト無想庵/わたしのホーソーン道/木山捷平の生家/ミケシュとケストラーの友情/まちとしょテラソ一箱古本市
〈2012〉辻潤の『絶望の書』/男性のための恋愛論/五十年前の原発と放射能の話/八木福次郎と神保町/山羊を飼うアナキスト詩人/関根潤三の育成方針/グレアム・グリーン自伝/恋愛と結婚の話
〈2013〉辻まことの宇宙/男と女の三十歳/世界怪奇スリラー全集/文学は勝手放題のネゴト/正岡民と中馬民/メロウでプラスチックな八〇年代/岸部四郎の古本人生/稲垣書店のこと
〈2014〉結城昌治の仕事と趣味/スポーツと超能力/『まんが道』と古本/ヒマラヤ謎の雪男/ハナモゲラとは何ぞや/あなたはタバコをやめられる/お化けを守る会/ウィザードリィ日記を読む/古書殺人事件/富士山大爆発を予言した男
〈2015〉ふたりの藤本義一/東江一紀が遺した翻訳書/武満徹の対談がすごい/釣りの達人の研究/『ガロ』の漫画家たち/奨励会という鬼の棲家/プロ野球の選手名鑑/新入社員諸君!/ある古書店主の文学裏街道/詰将棋の楽園の奇才たち/辻征夫の年譜を読みながら/高見順没後五十年/柳原良平の仕事/雨の神保町、下駄履きで早稲田/叩き上げの出版人に学ぶ/二軍と戦力外の戦い/ギャンブルとスポーツ
〈2016〉エッセイはむずかしい/クセモノのヒーロー/竹中労への招待/『ニューヨーカー』と常盤新平/二日目の古書展/横井庄一に学ぶ健康術/晩年の父の読書/池上鈍魚庵物語/人生相談は時代を映す鏡
〈2017〉陶工は息が長い/三十年前の東京ガイド/『漫画少年』という雑誌があった/神戸はミステリーと古本の町/シャーロキアンと「妖霊星」/ペリカン書房のこと/不撓不屈の作家入門書/百閒は旺文社文庫で/「古本番付」の横綱たち/一九八〇年代の野球コラム/私小説作家と古本
〈2018〉男いつぴき、古典を読む/早稲田の古本市の思い出/郷土文学がおもしろい

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