『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る篇』

著者:豊崎由美

定価1680円(税込)

2012年6月20日発売

書評集成2005〜2012

 
和もの外文問わず厳選82作+その他5作。1500字に詰まった1冊入魂のガタスタ屋の矜持をご覧じろ。

【お詫びと訂正】
豊崎由美著『ガタスタ屋の矜持 寄らば斬る!篇』のカバー著者プロフィール中に誤りがありました。文中に記載されている『文学賞メッタ斬り!』シリーズの出版社名が「アスペクト/ちくま文庫」とあるのは、「PARCO出版/ちくま文庫」の誤りです。お詫びして訂正させていただきます。(本の雑誌社編集部)


【本書のなかでガタスタした本】

真夜中の五分前  本多孝好
グランド・フィナーレ  阿部和重
そのときは彼によろしく  市川拓司  
告白  町田康  
ベルカ、吠えないのか?  古川日出男  
子供たち怒る怒る怒る  佐藤友哉  
六〇〇〇度の愛  鹿島田真希  
黒い時計の旅  スティーブ・エリクソン  
小さな白い車  ダン・ローズ  
黄色い雨  フリオ・リャマサーレス  
平成マシンガンズ  三並夏  
ぼくのともだち  エマニュエル・ボーヴ  
どうで死ぬ身の一踊り  西村賢太  
100回泣くこと  中村航  
僕はマゼランと旅した  スチュアート・ダイベック  
四十一炮  莫言  
インディアナ、インディアナ  レアード・ハント  
残光  小島信夫  
名もなき孤児たちの墓  中原昌也  
秋の四重奏  バーバラ・ピム  
フロイトの函  デヴィッド・マドセン  
夢を与える  綿矢りさ  
きみのいもうと  エマニュエル・ボーヴ  
Melbourne1  
運命論者ジャックとその主人  ディドロ 
ニッポンの小説  高橋源一郎  
ある島の可能性  ミシェル・ウエルベック  
みずうみ  いしいしんじ  
コップとコッペパンとペン  福永信  
囚人のジレンマ  リチャード・パワーズ  
エロマンガ島の三人  長嶋有  
悲望  小谷野敦  
いつか棺桶はやってくる  藤谷治  
また会う日まで  ジョン・アーヴィング  
犬身  松浦理英子  
通訳  ディエゴ・マラーニ  
ナイフ投げ師  スティーヴン・ミルハウザー  
あまりにも騒がしい孤独  ボフミル・フラバル  
ニートピア2010  中原昌也  
バートルビーと仲間たち  エンリーケ・ビラ=マタス  
食堂かたつむり  小川糸  
ミッツ  シークリット・ヌーネス  
ブックデザイン ミルキィ流  ミルキィ・イソベ  
四人の兵士  ユベール・マンガレリ  
石を置き、花を添える  川崎徹  
ギンイロノウタ  村田沙耶香  
火を熾す  ジャック・ロンドン  
星のしるし  柴崎友香  
カルメン・ドッグ  キャロル・エムシュウィラー  
読んでいない本について堂々と語る方法  ピエール・バイヤール  
シャムロック・ティー  キアラン・カーソン  
柔らかい土をふんで、  金井美恵子  
イエメンで鮭釣りを  ポール・トーディ  
電気馬  津島佑子  
アクロバット前夜  福永信  
ともしびマーケット  朝倉かすみ  
巡礼  橋本治  
ヘヴン  川上未映子  
猫の水につかるカエル  川崎徹 
増大派に告ぐ  小山田久仁  
煙滅  ジョルジュ・ペレック  
ブラッド・メリディアン  コーマック・マッカーシー  
煙の樹  デニス・ジョンソン  
釘食い男  アルベール・コーエン  
火山の下  マルカム・ラウリー  
小さいおうち  中島京子  
ハルムスの世界  ダニイル・ハルムス   
星座から見た地球  福永信  
寝ても覚めても  柴崎友香  
ローベルト・ヴァルザー作品集1  ローベルト・ヴァルザー  
わたしは英国王に給仕した  ボフミル・フラバル  
アイルランド・ストーリーズ  ウィリアム・トレヴァー  
昼の家、夜の家  オルガ・トカルチュク  
ミステリウム  エリック・マコーミック 
まことの人々  大森兄弟  
オスカー・ワオの短く凄まじい人生  ジュノ・ディアス  
ソモフの妖怪物語  オレスト・M・ソモフ  
カリブ海偽典  パトリック・シャモワゾー  
犯罪  フェルディナンド・F・シーラッハ  
ソーラー  イアン・マキュアーン  
紙の民  サルバドール・プラセンシア  
遠い町から来た話  ショーン・タン  
ブエノスアイレス食堂  カルロス・バルマセーダ 
すべて真夜中の恋人たち  川上未映子 
短くて恐ろしいフィルの時代  ジョージ・ソーンダーズ  
メルラーナ街の混沌たる殺人事件  カルロ・E・ガッダ  
文明の子  太田光 

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